空間認識能力を鍛える楽しい方法。ゲームとおもちゃが意外と使える!
(引用元:オトナンサー|顔から転ぶ、靴ひもが結べない…子どもが“運動オンチ”に育つ家庭にありがちなNG習慣とは?)
空間を認識する能力が低いということは、自分と自動車との距離がうまくつかめないということ。「車がこちらに向かってきている。よけないとぶつかってしまう」「車はこちらに向かってきているが、まだ遠い。今なら道を渡っても大丈夫だ」という判断を誤ってしまうのですね。
空間認識能力が高いとどうなる?
スポーツで活躍できる
では反対に、空間認識能力が高いとどのようなメリットが生まれるのでしょう?スポーツ科学を専門とする髙野淳司・准教授(一関工業高等専門学校)によると、空間認識能力は球技をはじめとしたスポーツにおいて非常に重要だそう。空間認識能力を測定するテストにおいて、ラグビーや野球の競技者は、一般人と比べて高いスコアを獲得したのだとか。
2016年のリオデジャネイロ五輪で男子サッカー日本代表チームの監督を務めた手倉森誠氏も、ヘディングがうまくできるのは背が高い人ではなく空間認識能力の高い人だと話しています。また、空間認識能力が優れたスポーツ選手としては、サッカーのディエゴ・マラドーナ選手、野球の鈴木一朗選手、バスケットボールのマイケル・ジョーダン選手などが挙げられるのだとか。
フィールド上に散らばる多くのプレイヤーの動きを把握しつつも、ボールの速度や軌道を見極め、自分もそれに合わせて行動する――球技には、非常に高度な能力を要求されることが想像できますね。
自動車を上手に運転できる
空間認識能力は自動車の運転にも欠かせない能力です。運転中は、自分で自動車を走らせつつ、周囲のほかの車や歩行者・自転車にけして接触しないよう、空間のなかで何がどのように動いているかを正確に把握する必要があります。空間認識能力が高いと、合流や駐車をスムーズに行えることでしょう。職業選択の幅が広がる
空間認識能力の高さを活かせる仕事もあります。たとえば、一般社団法人・コンピュータ教育振興協会の主催する「3次元CAD利用技術者試験」の1級・準1級では、2次元の図面を見て3Dモデルを作成する問題が出されます。これを達成するには高い空間認識能力が必要。合格者の進路は、自動車・機械の設計者やオペレーターだそうです。
空間認識能力は鍛えられるの?
さて、高い空間認識能力を持つことは、人生において大きな得になることがわかりましたね。