教育虐待をする親の7つの特徴【チェックシートあり】~子どもの幸せ望んでますか?~
をまとめました。
- 親は子育て以外の趣味や仕事をもつ
- 子どもをまわりと比較しない
- 子どもをひとりの人間として扱う
- 子どもの意志を尊重する
- 子どもの成果と親の評価は別である
- 結果ではなく「過程」をほめる
- 子どもにぼーっとする時間を与える
おおたとしまさ氏は、正しい家庭教育なんてものはないのだから、親はもっと迷うべきだと言っています。
答えが出なくても、迷い続けていいのです。教育について、ああでもないこうでもないと迷う親を見て、子どもはこう思うはずです。「お母さん、お父さんは私のことを考えてくれている、こんなに愛してくれている」と。
そして、迷いながらも、「この教育に、我が子は強い興味を示して目を輝かせているか」というアンテナを立て続けてください。子どもをしっかり見ていれば、教育虐待にはならないはずですよ。
教育虐待について書かれた本
最後に、教育虐待について書かれた書籍を紹介します。
このなかの1冊だけでも読んでみてください。「親としての成功」ではなく、「子どもの幸せ」を願える親になれるでしょう。
◆『ルポ教育虐待』
教育虐待の事例を紹介しながら、親子の問題点に切り込んでいます。「毛根を食べるようになった息子」や「社会人になってから、うつ病を発症」など衝撃的な事例も。親自身の言動を見直すきっかけになるかもしれません。
◆『受験で子どもを伸ばす親、つぶす親』
著者は、精神科医でもあり、受験アドバイザーでもある和田秀樹氏。子どもの成績が悪いとき、学校や塾の勉強についていけないとき、親はどうするべき?目から鱗のアドバイスばかりが詰まっています。
◆『教育虐待・教育ネグレクト』
豊富な事例とともに、教育虐待を受けた子どもの心理が丁寧に説明されています。
「発達障害だと決めつける親」「野球練習ばかりさせる親」など、勉強以外の教育虐待についても書かれています。
***
教育虐待は子どもの心に深い傷を負わせてしまいます。子どもの人生は子ども自身が決める!もし子どもが「決めた道」で失敗したとしても、自分で立ち上がり、また目標を見つけて頑張ることができるように、親は見守り続けることが大切です。
親も子どもと一緒に “迷いながら” 成長していきましょう!そうすれば、教育虐待など絶対にしないはずですよ。
(参考)
おおたとしまさ(2019),『ルポ教育虐待 毒親と追いつめられる子どもたち』, ディスカヴァー・トゥエンティワン.
西郷孝彦・尾木直樹・吉原毅(2019)