教育虐待をする親の7つの特徴【チェックシートあり】~子どもの幸せ望んでますか?~
は、はたから見たら高学歴ですが、当人は「東大に落ちた」というコンプレックスをもち続けています。だから、子どもがどんなに頑張って勉強をしていたとしても、「お父さん(お母さん)は、もっと頑張っていた。だから、お前もいま以上に頑張れ!」などと子どもに発破をかけるのです。
頑張っているのに「もっと頑張れ」と言われる――子どもにとって、教育虐待は終わりのない虐待と言えるでしょう。
教育虐待をチェックする「4つの問い」
「もしかしたら、私も教育虐待しているかも?」そう感じた方は、以下のチェック項目にYES・NOで答えてみてください。じっくり考えてから答えを出してくださいね。
□子どもは自分とは別の人間だと思えていますか?(YES・NO)
□子どもの人生は子どもが選択するものだと認められていますか?(YES・NO)
□子どもの人生を自分の人生と重ね合わせていないですか?(YES・NO)
□子どものこと以外の自分の人生を持っていますか?(YES・NO)
おおたとしまさ氏は、上記の質問の答えについて以下のように分析しています。
◆迷いながらも「自分は大丈夫だ」と思えた人→問題なし
◆NOに当てはまることがあるかも……と感じた人→これから改善していけばOK
◆一切の迷いなく「YES!」と答えた人→教育虐待をしているかも
いっさいの迷いなく「YES!」と答えた人は、「自分の教育は絶対に正しいんだ!」と思い込んでいます。
それゆえ、子どもの気持ちに目を向けることができなくなってしまうのです。
おおたとしまさ氏は、「教育虐待をしている親の多くは無自覚」だと言っています。教育虐待をしていることに親自身が気づいていないというのが、教育虐待のやっかいなところなのです。
教育虐待をしないために気をつけること
では、教育虐待をしないために、親はどうすればよいのでしょうか?
教育虐待という言葉を世間一般に広めたとされる、元武蔵大学人文学部教授の武田信子氏によると、教育熱心な親は「子どもの幸せ」を望んでいるのに対し、教育虐待をする親は「親としての成功」を望んでいるのだそう。
子どもは親の所有物ではありません。子どもの人権は尊重しなければならないのです。「子どものため」と言いながら、実際は「親としての成功のため」になっていないかどうか、日々、自分自身の言動を確認しましょう。
専門家の意見を参考に「教育虐待をしないために親が気をつけること」