7歳までは自己チューでもOK!? 「失敗を人のせいにする子」と「思いやりがある子」の違い
と伝える
心理カウンセラーの佐藤栄子氏によると、自己受容が十分に育っていないと、 “自己チュー” になるリスクが高くなるそう。佐藤氏は、自己受容を「できない自分でもありのままに受け入れられる、許せる感覚」と説明しています。たとえば、自転車に乗れない子が、「いまはまだ乗れないけれど、一生懸命練習すれば、きっと乗れるようになる!」と思えるのが自己肯定感、一方、「自転車には乗れないけど、かけっこは速いから、まぁいいか」と、できない自分を受け入れることが自己受容です。
佐藤氏によると、「自己肯定感が高くて自己受容が低い子」は、なにか失敗やトラブルが起こったときに「私のせいじゃない!」と主張するような、自分大好きな自己チュー人間になりやすいのだそう。「自分はすべて完璧」「失敗するなんてありえない」と、できない自分を認められないため、「並び順が悪かった」「〇〇ちゃんのせいでこうなった」という思考回路に陥ってしまうのです。
もしお子さんが「失敗を他人や環境のせい」にするようであれば、子どもが「失敗してもいいんだ」と思える声かけを。佐藤氏は、「今日はうまくいかなかったけれど、楽しかったね」「次はできるかもしれないから、またチャレンジしようね!」など、未来につながる前向きな言葉が効果的だと話します。また、「できなくてもいい。
どんなあなたでも大好きだ」というメッセージを伝えることも大切だそうですよ。
解決のヒント2:具体的なほめ言葉で、子どもの自信をアップさせる
メンタルコーチで人材教育家の飯山晄朗氏は、「自己中心的な子」の親がしがちなNG言動として、「強く叱ること」を挙げています。「言うことを聞きなさい!」「なんでできないんだ!」など、子どもを怒鳴りつけていませんか?
すでに自己中心的な子どもは、どうやら親が強く叱れば叱るほど、強く反発するようです。そうなってしまったら、ますます子どもの自己中心的な傾向に拍車をかけかねません。8,000人以上の子どもたちと向き合ってきたという飯山氏は、子どもに意見するときは、「あなたがちゃんとやっていることは知っているよ。でもこうしたほうがいいよ」と、まず、子どものできているところを認めてから、優しくアドバイスをすべきだとしています。
また飯山氏は、自己中心的な子どもは地位や名誉にこだわる傾向があると話します。そこで、折に触れて「あなたは〇〇で1番」