子どもがある程度自分の意思を持つようになってくると、親を困らせるのが好き嫌いや言うことを聞かなくなるということ。なにを言っても「いや」と逆らったり、優しく説明しても注意してもうまく誘導することができず、親のストレスもたまっていく一方…。
でも、子どもへの伝え方の表現を少し変えるだけで、子どももすんなり言うことを聞いてくれることもあります。そんな子どもの気持ちを切り替えてくれる魔法の言葉、先輩ママたちはどんな言葉を使っているのかまとめました。
否定語ではなく、具体的な言葉で
子どもがいたずらや危険なことをしそうになったとき、思わず出てしまう「ダメ!」という言葉。しかし、まだ言葉に含まれる意図をくみ取ることができない子どもにとって、「走っちゃダメ」「騒いじゃダメ!」と言われても、じゃあどうしたらよいのか?となってしまい、結局元通りに…。そうならないように、否定する言葉は極力具体的に、お願いする形で伝えるのがよさそう。
「走っちゃダメ」ではなく、「滑りやすくて人が多いから、転んだりぶつかったりしないようにゆっくり歩いてね」と、走ってはいけない理由と、どうしたらよいのかを具体的に示してあげれば、ただ否定をするよりも効果は格段にアップするようです。
ぬいぐるみやキャラクターの言葉で
ママの言葉は子どもにとって聞き慣れすぎているため、ちょっとした指示でも嫌がられてしまうことも。そこで、ぬいぐるみを使って「ご飯をお箸で挟めるかな?」「おしっこできたかちょっと見せてくれるかな?」と、子どもの好きなぬいぐるみや人形などになりきり、お願いする形で話しかけるようにすると、これまで嫌がっていたことも、すんなり聞き入れてくれることが多いのだとか。
いつもと違った特別感、丁寧語・インタビュー
言うことを聞かないときには、「お片付けできないのはどうしてですか?おもちゃを箱に戻してください」と、ちょっとだけかしこまって指示を出すのも効果的なんだそうです。丁寧語にすると、学校や幼稚園の先生に言われたように感じるらしく、特に幼稚園などに通うようになってからのほうが効果的だといいます。
また、インタビュー形式で「野菜食べられる人!ではお名前をどうぞ、それでは頑張ってください!」と、テレビ番組でなにかの選手がインタビューをされるようにすると、苦手なことでも積極的にチャレンジしてくれるという意見も。