テコでも動かない!子どもの「これ買って」を回避する方法
スーパーのお菓子売り場や量販店のおもちゃ売り場などで、ほしいものを買ってもらおうと駄々をこねる子どもはよく見かける光景です。他人事ならばほほえましく見えることでも、我が子のこととなると対処には毎回苦労させられているママも多いはず。
そんな子どもの「これ買って!」というワガママを回避する方法と、おねだりが始まったときの対処方法についてまとめます。
「買って!」と言わせないためにできること
子どものおねだりを避けるためには、常日頃からの対処が肝心。そもそも子どもを買い物に連れて行かなければおねだりの機会もなくなるため、パパや両親などが家にいるときに、子どもを任せてまとめ買いをするようにしましょう。また、子どもと買い物に行くときには、お菓子売り場に近寄らないなど、駄々をこねるきっかけを与えないのが最も効果的です。
さらに、日頃から買い物では余計なものを一切買わず、事前に決めてあるものだけをスピーディーに購入するようにすることで、“買い物はあらかじめ決まったもの以外は買わない”という認識を子どもに持たせることも効果があるのだとか。
おねだりされてしまったときにはこう対処!
ふとコンビニに入ってしまったときに、狭い店内でついお気に入りのお菓子が目に入ってしまうなど、事前に防ぎようのない場合もあります。
そこで子どもが「これ買って!」と言い出してしまった際には、まずすぐに否定するのではなく、一度「そう、これがほしいんだね?」と気持ちを一度受け止めてあげると、その後の会話を子どもが聞いてくれやすくなるそうです。
子どもの心理的ハードルを下げたところで、“どうしてそれがほしいのか”、“本当は何を満たしたいのか”を探ってみましょう。お菓子がほしいのであれば、帰ってから家にあるもので満たしてあげられるか考え、お腹が空いて今すぐ何かを食べたいのであれば、お菓子である必要はないかもしれません。
また、条件付きで買ってあげると約束する場合は、その条件を本当に子どもが理解できているかを考えましょう。もし理解できていなければ、結局その約束は守られずに、次もまた「買って!」と自分の希望だけを主張するようになってしまいます。
子どものおねだりは、買った後の喜んだ顔などにつられて、ついつい甘やかしてしまいがち。でも安易に買ってばかりいると、おねだりもだんだんエスカレートしてきてしまうので、強い気持ちでしっかりした対応をしていくのが大事そうですね。
(文・姉崎マリオ)