夏休みになると痛感! 学校給食のありがたさと偉大さ
毎年夏休みを迎えるたびに「学校給食とはなんてありがたいんだ!」と痛感します。毎日、栄養バランスが配慮された食事を食べさせてくれるだけでなく、実はかなり手間暇をかけて作られている学校給食。今回は、改めて感謝せずにはいられない学校給食の偉大さをお伝えしたいと思います。
だしやソースも無添加調理が当たり前!
家庭でお味噌汁を作る際、粉末だしの素を使うことがほとんどだと思います。毎日のこととなるとなるべく簡単に美味しく調理をしたいですよね。ところが、学校給食の“だし”は全て自然調理が当たり前です。お味噌汁ならば、鰹節とこんぶ、中華だしや洋風だしは、鶏ガラと野菜の皮や切れ端などを煮込んで取ります。地域によって業務用ルーを使用する場合もありますが、多くの学校がカレールーも小麦粉とカレー粉から手作りする無添加調理を行っています。
地産地消や地元食材を使用したメニューも
学校給食は、子どもたちに地元食材の豊かさや気づきも与えてくれます。筆者の子どもが北海道の小学校に通っていた頃、給食で使用するほとんどの食材は「道産でまかなう」というこだわりを持って調理されていました。北海道ならではの豊かさに驚いたことを今でも覚えています。また、現在住んでいる練馬区では、地元の練馬大根を使用した「練馬スパゲティ」を出すなど“自分が育つ場所”への関心につながるアクションを“食”という観点から常に模索してくれているように思えます。
国際色豊かなメニューや伝統的な和食はまさに食育
給食の献立表を見ていると、伝統的な和食メニューの合間に国際色豊かな献立を見つけることがあります。例えば、チリコンカン。家庭で手作りすることはなかなかありませんよね。我が家の子どもたちも「今日の献立はどこの国の食べ物か気になる」と帰宅し、地図帳を開くきっかけになったことがあります。もちろん「給食の松風焼きがおいしい」と言われ、ママが基本の和食を見直すチャンスにもなるため、母子ともにまさに“食育”の恩恵を受けている気がします。
日々の昼食を食べさせてくれるだけでなく、安心で美味しい学校給食。改めて感謝の気持ちを抱き、新学期を迎えたいものですね。
PHOTO/Fotolia
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