コレがあると便利! 巨大地震に備えて準備したい意外なモノと活用術3選
こんにちは。コラムニストの鈴木かつよしです。
以前、筆者が雑貨や医薬部外品を取り扱う商事会社を経営していたとき、震災の被災者の方々にささやかでも自分にできることをしたいと思い、救援物資を送って大変喜んでいただいたことがあります。
自分の商売の守備範囲で主に使い捨てカイロやウエットティッシュなどを送り感謝されたのですが、実はそれ以上に喜ばれた意外なモノがあります。
今回は、巨大地震に備えて準備しておきたい意外なモノとその活用術についてご紹介させていただきます。
●(1)布製ガムテープの使いみちの広さには驚き!
自分としては瓦礫やガラス片などの散乱物の除去に使ってもらえればという気持ちで送った“布製のガムテープ”。これが、自分には想像のつかない用途で活躍してくれたことは驚きでした。
あとで被災者の方からいただいた手紙によると、避難所で女性が着替えたいときなどに適当なボール紙や模造紙などを布テープで壁にとめて、即席の更衣室が作れる というのです。
また、脱臼や亀裂骨折した腕や脚を医師に診てもらうまでの間、とりあえず固定する のにも布製ガムテープが大いに役立ったとのこと。
貼ってもまた簡単にはがせるのが布製粘着テープの特長。
救援物資の入った段ボール箱にいったん封をして保管する際に本来の用途で大活躍したのはもちろんのことですが、布テープの使いみちの広さには本当に驚かされました。
●(2)断水で食器が洗えない状況下で役に立つポリエチレン製ラップ
筆者が20代の数年間を過ごした神戸の街が阪神淡路大震災で壊滅的な被害を受けたとき、やはり甚大な被害をこうむった西宮市に住む旧友から頼まれて送ったのが台所で使うポリエチレン製のラップでした。
旧友によれば、1月の寒い中で家が倒壊し避難所暮らしになった際に、ラップを体じゅうに巻き付けて防寒着がわりに したところ暖かく、とても助かったとのこと。
しかもそれだけではなく、絆創膏がわりの止血用 に使える。
それから、思わず「なるほど」と思ったのは水道が破壊されて水が使えない被災地の状況下で食器を小まめに洗うことはできません。でもラップがあればお皿にラップをかぶせた上から食べ物を盛り 、食べたらラップだけ換えて次の食事のときに使うということができますので衛生的です。
さらに、ヒモやロープがないときには、ラップを用いて紙縒(こより)