参加する意味あるの? 「保護者会」と「PTA」の活動の違いと必要性
こんにちは、金融ライターの齋藤惠です。
子どもが学校などに通うようになれば、気にかかるのが保護者会やPTAの存在です。
未就学児の子どもを持つママは、「いったいどちらがどんな役割を持つのか?」「自分も強制参加させられるのか?」と不安になってしまうこともあるようです。
そこで今回は、保護者会とPTAの違いについてと、それぞれの意義についてご紹介します。
●保護者会とPTAの違いって?
近年、保護者会とPTAの区別は非常に曖昧になっています。もともとは、それぞれ次のような活動を行う団体です。
・保護者会……親が主体 で子どもの学校生活をよりよくするため、学校側と協議をしたりイベント運営をしたりといった活動をする団体。
・PTA……学校と親が共同で運営する 組織で、子どもを取り巻く地域社会の改善と充実について協議や活動を行う団体。
このように、親が自主的に活動するか学校と連携し合うかといった違いが昔はあったようですが、今ではその垣根はほとんど存在しない ようです。
さらに、“保護者会=PTA”という考え方や、時代の流れを受けて保護者会やPTAをつくらない学校まであります。
ここまでくると、そもそもこれらの団体は必要なのかと思ってしまいますよね。
●どうして親が関わる団体が必要なの?
子どもを危険から守るため、また教育や発達にふさわしい生活環境を整えてあげるためには、学校と親が協力し合わなければいけません。
学校がいくら子どもの安全と発達に力を注いでいても、家庭での生活が不健全では子どもは順調に育っていかないものです。
親の方だってわが子が「学校で楽しく生活できているか」「勉強しやすい環境か」「登下校などに危険はないか」など目の行き届かないところまで気にし出したらきりがありません。
そんなときに学校からの報告やサポートがあればとても心強いですよね。
このように子どもの健やかな成長のためには学校と家庭両方の力添えが大切なので、今の時代には保護者会やPTAという既存の概念に縛られることなく、子どもを社会全体で見守っていく姿勢が必要ではないかと思われます。
●強制参加かどうか……不安
もうすぐ学校に通う年頃の子どもがいるママには、ぜひとも近所にある学校のPTA行事などについて学校に問い合わせてみたり、先輩ママから情報を集めてみたりといったアクションを起こすことをおすすめします。