慰謝料を請求できる? 子どもが他人のペットに噛まれた場合の法的責任
ならば、その責任を免れるとされています。
通常の友人に預けた場合には飼い主の責任は否定されないのが一般ですが、仮にペットシッターに預けた場合は、お金まで払ってプロに預けたわけですから、飼い主としては十分注意義務を果たしたといえそうです。
過去にもこのような事例で飼い主の責任を否定した裁判例があります。
このような場合は、ペットシッターが全面的に責任を負い、飼い主は責任を負わない となる可能性が高いでしょう。
●まとめ
動物を飼うということは、大きな責任を伴うということを肝に命じていただく必要があります。
一方、動物は急に態度を変えて噛みついてくる等の危険がありますから、なでようと手を出す側も、十分注意する必要がありますね。
●ライター/篠田恵里香(アディーレ法律事務所:東京弁護士会所属)
●モデル/藤本順子(風悟くん)、ココア