損することも? “デパート積立”の特徴と注意すべきポイント
ネットショッピングなどが増えている昨今、実店舗での買い物が好きという人もまだまだ多いですよね。
中でも百貨店での買い物は贅沢な雰囲気を感じられることもあり、好んで定期的に訪れるという人も多いでしょう。
そんな百貨店の多くで行われているのが、『デパート積立』。
おトクな積立制度 として人気を集めていますが、注意しなければならない点も少なくありません。
今回は、デパート積立のメリット・デメリットについてご紹介したいと思います。
●デパート積立とは
デパート積立とは、基本的に12か月かけて一定額を積み立てた後、1か月分をボーナスとして上乗せした13か月分 を、商品券やプリペイドカードとして受け取ることができるというものです。
多くの百貨店で、『○○友の会』という名称でデパート積立が行われていますね。
たとえば、1か月2万円の積み立てをした場合、24万円が積み立てられ、1か月分(2万円)が上乗せされた26万円分の買い物が可能になるというわけです。
金利の低い現在、ほとんど利息の付くことがない銀行に預けておくよりもずっとおトク。
いつも決まった百貨店で買い物をするという人は、ぜひとも活用したいサービスと言えるでしょう。
●デパート積立のメリット2つ
●(1)税金が取られない
銀行の定期預金などは、発生した利益に対して税金がかけられます。
しかし、デパート積立では、上乗せされた金額に対して税金は一切かかりません。丸々1か月分が、ボーナスとしてそのまま手元に入ってくる ことになります。
●(2)優待セールでの買い物ができる
友の会の会員になると、一般の人は受けることのできない優待セールなどで買い物をすることができる ことがあります。
また、提携しているお店や施設などで友の会のカードを提示することで、安く購入できるということもあるようです。
積み立てているお金以外の面でも、メリットを受けることができると言えるでしょう。
●デパート積立のデメリット4つ
●(1)積み立てたデパートでしか使えない
積み立てたお金は、商品券という形で還元されることになります。つまり、積立を行ったデパートでしか使うことができません。当然のことではありますが、これは大きなデメリットと言えるでしょう。
必ず決まったお店でしか買い物をしないという人であれば問題ありませんが、複数の百貨店を使う人にとっては悩ましいところ。