子育て情報『家族はどう向き合う? “スクールカースト”の実態と子どもへの対処法』

家族はどう向き合う? “スクールカースト”の実態と子どもへの対処法

家族はどう向き合う? “スクールカースト”の実態と子どもへの対処法

複数の人間が集まれば、どうしても発生してしまう序列関係。ママカーストを扱ったドラマが注目を集めるなど、人ごとではないと感じる人も多いのではないでしょうか。

そんな中、近年問題となっているのが学校内で発生する『スクールカースト』。

これがきっかけでいじめへとつながってしまうこともあり、重く受け止めなければならない問題と言えます。

このスクールカーストは、いったいどのようなことがきっかけで始まってしまうのか……。

子どもがスクールカーストで苦しんでいる場合の対処法などをご紹介します。

●スクールカーストが発生するきっかけ

『最近では、はっきりとした理由がないのに仲間外れのような扱いをされることもあるみたいです。“人と違う”というのが主な理由のようですが、明確に優劣がつく部分とは別のところで発生するようで、自分の子どもが知らず知らずのうちに巻き込まれないか心配です』(40代女性/1児のママ)

勉強ができる子や足の速い子など、以前から子どもたちのあいだで何らかの序列があることは珍しくありませんでした。


しかし、最近のスクールカーストでは、ちょっとしたしゃべり方の違いや、雰囲気など、明確に欠点と言えるようなものがなくても その問題に巻き込まれることがあるようです。

特に、その他大勢の子どもたちと違う部分があれば、たちまち下位カーストへとランク付けされてしまうことも。

他の人と意見を合わせなければならない状況は大人になってからも存在しますが、今では小さな子どもたちのあいだでも「空気を読む」「意見を合わせる」ということが必要なようです。

●スクールカーストの問題点

『カーストってことは、上位ランクの人と下位ランクの人がいるということですよね。子どもたちは当然下位にはなりたくないでしょうし、上位にいるためにいじめに加担するというようなこともあるのではないかと思います』(30代女性/2児のママ)

スクールカーストがエスカレートしていくと、当然、いじめのきっかけとなることが考えられます。

そのとき標的となるとは、カーストの下位グループに位置づけられている子どもたちです。

また、下位にも上位にもなりそうな不安定な立場にある子どもが、自分を守るため、つまり上位へいくきっかけ としていじめに加担するという可能性もあるでしょう。力を示さなければ、自分が標的となるかもしれないのです。

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