子育て情報『正直羨ましい!? 今どきの住宅購入資金事情と親から贈与を受けるメリット』

正直羨ましい!? 今どきの住宅購入資金事情と親から贈与を受けるメリット

実態調査』によると、購入資金を贈与した親の平均贈与額は564万円 だったということです。

564万円あれば、自分たちで貯めた頭金がなくても十分な頭金になりそうですね。親の援助に頼れる家庭が羨ましくなる気持ちもわかります。

また、親子の居住地域が同じであった場合には、違う居住地域であった場合に比べて平均贈与額が203万円も多かったという結果が出ています。

子どもが自分たちと同じ居住地域(近所)に住んでくれるというのは親にとって大変嬉しいことですから、多く出したくなる気持ちもわかりますね。

●親や祖父母からの住宅資金贈与には大きなメリットがある!?

親や祖父母から住宅購入資金を贈与してもらうことには、住宅購入資金の一部として利用できるというメリット以外にも大きなメリットがあります。

通常、親や祖父母から1年間で110万円を超える財産をもらう際には、『贈与税 』がかかります。

しかし、住宅購入のための資金をもらう際には、一定額まで非課税になる『住宅取得等資金贈与の非課税 』という制度を利用できるのです。


たとえば、一定基準を満たす消費税8%の住宅を購入する場合は最大1200万円まで(基礎控除額である110万円を足して1310万円まで)贈与税がかかりません。※『住宅取得等資金贈与の非課税』制度を受けるためにはいくつかの条件があります。

一般的な財産贈与を受ければ多額の贈与税が発生してしまいますが、住宅購入の際に住宅資金贈与を受ければ贈与税を支払わなくてよいというわけです。

そのため、子どもにゆくゆくは譲ろうと思っている財産がある家庭では、贈与税対策として住宅購入の際に贈与を行う というケースもあるということですね。

●親から資金援助を受けても周りには言わないのがベター

なお、住宅購入の際に親から援助(贈与)を受けたとしても、友達など周りにべらべらしゃべらないのが身のためです。

お金の話はデリケートなものですし、誰もがみんな親から資金援助を受けられるわけではありません。
「自分で努力もしていないのに親からもらったお金でいい家に住んで……」などと嫉妬されたり、自慢されているだけというように受け取られたりしてしまいます。

いずれにしても、良い印象を与えないのは事実。
自分たちで汗水垂らして貯めたお金で家を買った場合と、ほとんど親からもらったお金で家を買った場合では、印象が全然違います。

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