1000万でも足りナイ!? 年収が高いのに貯金できない人の特徴3選
なかなか貯金ができないのは収入が低いから、と思っている方も多いと思いますが、必ずしもそうとは限りません。
『金融広報中央委員会』が発表している『家計の金融行動に関する世論調査「二人以上世帯調査」(2014年)』の結果によると、年収1,200万円以上の世帯でも、11.8%の世帯が貯金ナシ ということでした。
年収1,200万円以上もあったら余裕のある暮らしをしてでも貯金はしっかりできそう……と思ってしまいますが、意外と高年収であっても貯金できない人というのは少なくないのです。
そこで今回は、年収が高いのに貯金できない人の特徴について見ていきたいと思います。
●(1)お金の流れがわかっていない
『共働きのため、結婚してからも財布は別でお互いに独身時代と同じようにお金を使っていました。特に贅沢をしているという意識もなかったし、お互いに相手が貯金しているだろうと思っていたら、ぜんぜん貯金できておらず、愕然。家計簿もつけていなかったので、お互い何にいくら使っているのかもわかっていません でした。
子どもも欲しかったので、このままじゃダメだと思い、家計は私が一括で管理することにして家計簿をつけ始めたところ、食費・外食費、交際費、被服費でかなりの出費をしていることがわかったんです。
そこのムダ使いを減らすようにしてお小遣い制にしたら、だいぶ家計も改善されました』(30代女性・会社員/世帯年収1,000万)
毎月、何にいくら使っているのかを把握していないと、無駄遣いにも気がつきません。
特に共働きで財布が別だと、相手のお金の使い方もわからず、実は二人とも貯金ができていないという恐ろしい事態になりかねませんので、管理は別にしてもお互いに収支を共有できるようにしておくことが大切です。
●(2)見栄を張ってしまう
『年収1,000万を超えた途端、うちは平均家庭より上という意識が芽生えてしまって……。家も子どもの教育も、お金のことを気にせずとにかく“レベルが高いものを” と思うようになってしまったんです』(40代女性・専業主婦/世帯年収1,100万)
適正な額を上回る物件を購入し、住宅ローン返済で苦しむことになったり、子どもの習い事をいくつもさせたり、小さいころからずっと私立に通わせたり……。そういった見栄から大きな出費がかさむと、貯金ができないどころか赤字家計になってしまう恐れもあります。