子育て情報『菊を使うイベント!? “重陽の節句”の由来と家庭で楽しむコツ』

2017年9月10日 19:55

菊を使うイベント!? “重陽の節句”の由来と家庭で楽しむコツ

とも呼ばれるようになったようです。

●家庭で重陽の節句に菊を楽しむ方法

前述したように、旧暦でいう9月9日は現代でいうと10月中旬です。ちょうどお子さんたちが育ててきた菊の花が真っ盛り!

菊の花が見事に咲き誇り、学校を彩る姿は圧巻です。花の盛りを過ぎるころになると、菊の花を摘んで、ご家庭に持ち帰らせてくれる学校も多いですね。

せっかく育てた菊の花ですから、ご家庭で“重陽の節句”の風習に合わせてとことん楽しみましょう!昔から伝わる楽しみ方をご紹介します。

●菊酒

一番簡単な方法がこちら!お父さんの晩酌の一杯に菊の花びらを数枚ハラリと浮かべます。

赤い盃に日本酒が一番しっくりくると思いますが、焼酎やハイボールなどの透明なお酒をグラスに注いでも雰囲気に合いそうです。昔は菊をお酒に漬け込んで“菊酒 ”を作っていたのだそうですよ。


●菊枕

菊の花びらをポプリのように袋に詰めて、枕元に置いて楽しみます。菊の香りは邪気を祓う とされ、こちらも古来からの風習です。

●フラワーアレンジの方法と被せ綿(きせわた)

丹精込めて育てた菊の花ですから、お部屋に飾りたいですね。

菊の花は茎が長いままだと洋風の花と合わせるのが難しいのですが、低い“鉢”のような入れ物に、茎を短く切り、葉を落とした状態で浮かべると洋風のお花とも合わせやすくなります 。

入れ物の表面をぎっしり埋めるように浮かべると簡単におしゃれな雰囲気に!

昔は夜のうちに菊にふわりと綿をかぶせておき、翌朝菊の露や香りのついた綿で体を清めると延寿(寿命を延ばす)になると考えられていたようです。

その風習にちなんで、薄いベールのような綿をふんわりと菊に掛けるようにアレンジメントに添えるのも、日本古来の風情が感じられおすすめです。

----------

いかがでしょうか?

日本の国花でもある菊。重陽の節句に合わせて、お子さんの育てた菊の花を家族みんなで楽しめるといいですね!ぜひご家庭でやってみてください。


【参考リンク】
・菊の栽培方法 | イノチオ精興園(http://www.seikoen-kiku.co.jp/hobby/kikunews/method/)
●ライター/パピルス(フリーライター)
●モデル/KUMI(陸人くん、花音ちゃん)

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.