子どものおねしょどうすれば…? 家族ができるケア方法
いったん、おねしょが治まったのに、再度始まってしまうものを二次性夜尿 といいます。夜尿症として心配されるのは、二次性夜尿の方です。
なぜなら、心理的な要因 (下の子が生まれて赤ちゃん返りなど)の他に、他の病気が隠れていることがあると言われているからです。
たとえば、糖尿病や脳腫瘍(抗利尿ホルモンの欠乏)などが挙げられます。そのため、一度おねしょが治まったのに、年齢が上がってまた始まったという場合は、受診することをおすすめします。
おねしょをしてしまう子どもへのケア
おねしょをすれば、寝具類が汚れてしまいます。
それに「昼間はトイレに行けるのになぜ?」などの思いもあり、つい叱ってしまうこともあるでしょう。頭ではわかっていても、難しいところもありますよね。
おねしょをしてしまう子にできるケア方法があります。
【おねしょケア】
・睡眠前の水分制限
夜寝る時間前に飲ませすぎないことです。
・起こさない
利尿ホルモンの分泌の妨げになります。
・怒らない
怒られることでストレスを抱え込んでしまい、自分を責めすぎてしまう ことがあります。
・気にしない
親が「そのうち治る」 と大きな気持ちを持つことです。
子どもは悪いことをしてしまったと十分にわかっています。
ただ、わかっていても親側がストレスと感じてしまうこともあります。そのために、少しでも負担を軽減させる方法を取りましょう。
おねしょ後の負担軽減させる方法
多くの場合、お母さんがおねしょの後始末をされていることでしょう。毎回大変です。尿はニオイがしますから、他の洗濯物と一緒に洗濯ができませんし、布団を干さなければいけないことも重労働です。
こうした負担を少しでも軽減させる為にできることを挙げてみました。
・おねしょマット (防水シート)を使う。
・飲み物だけでなく、水分が多く含まれているもの(果物など)の摂取を控える。
・寝る前に必ずトイレにつれて行く。
・枕元にバスタオルや着替え を出しておく。
・パジャマは色の濃いもの を使う。(色が薄いと、視覚的に尿の色が目立ってストレスに感じてしまうため)
・おねしょしたことを子どもから言えたらほめる。(無理にでもほめて心の負担を軽くする)
こうすることで、肉体的・精神的負担を少しでも軽くすることができます。
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現在おねしょ真っ只中というお子さんがいる方にとっては、イライラと不安を感じてしまいますよね。