昭和風アナログレコードが子どもたちに大人気なワケは?
アナログレコードが周波数特性としてCDよりも耳が疲れにくいとか音質がやさしい等の話については筆者の専門外ですのでここでは触れません。
が、ざっと考察しただけでもアナログレコードには10代後半の子どもたちにとってこれだけの魅力があるのだということです。
子どもたちのアナログレコード志向に見られるような「わざわざ面倒くさい方を選ぶ 」という消費動向は筆者のライフワークである経済思想史的にも興味深いキーワードになりそうです。
筆者の中三の末息子もふくめて今の子どもたちの「モノに対する購買動機」は、われわれ大人が考えているほど単純なものではないのかもしれません。
●ライター/鈴木かつよし(エッセイスト)
●読者モデル/REIKO