30分でできる!家事を重要度と期間で分けて賢くやる方法
そのタスクに、どれだけのコストと労力と時間がかかるのか、すべて把握しているでしょうか?
20代から40代の共働き夫婦の“家事”に関する意識調査
大和ハウス工業株式会社による20代から40代までの共働き夫婦の男女100人に聞いた「20代から40代の共働き夫婦の“家事”に関する意識調査」の調査結果です。
ここに記されているのは、家事を要素分解したものです。ただ、コレだけでは重要度と期間がわかりませんよね。
家庭によってルールはあれど、玄関の靴を揃えるのは毎日だとしても、郵便物を毎日チェックする必要はないかもしれません。
たとえば、毎日のタスクで、しかもそのタスクが最低でも30分かかるものを5個お願いされた夫は、そのタスクをつねに達成できるでしょうか。
まずムリです。このように、そのタスクの標準時間を理解し期間を明確にしなければ、家事を項目にしても負担は減りません。
「このタスクは重いしめんどうだから外注しよう。
その分の時間を他に当てた方がいい」のような考え方もできないのです。
●家事の期間と重要度を見極める
家事の分け方はざっくり分けると4つになります。
・毎日やる家事×重要度
・週一でやる家事×重要度
・隔週でやる家事×重要度
・月一でやる家事×重要度
週に2.3回や月に2.3回などでもOKです。あなたがお持ちの家事項目を期間と重要度で分けていきましょう。
できれば、所要時間も記録すると、家事がしやすくなるはずです。新宿から東京駅まで行きたいときに、何分で着くかを調べない人はいませんよね。同じように、所要時間の把握は大切です。
重要度と期間を分別したら後は振り分けるだけ
重要度と期間を分別できましたか?
分別できたら、あとは正しく振り分けるだけです。
共働きの夫婦であれば、妻の働いている時間と夫の働いている時間から逆算し、労力と時間に見合った家事を振り分ければいいのです。たとえば、「毎日ゴミ捨てに行くのがめんどう。そうだ、夫は朝早くから家を出るからついでに捨ててもらおう」というように。もしそれでも妻の負担が大きいのであれば、その分お小遣いを増やしたり家事を外注したりすることもできますよね。なぜなら、タスクの重さを夫婦共々がキッチリ理解しているからです。
大変なのがわかっているのに、「それでもがんばれ!」とは言いづらいはず。相手に自分の意見を要求するのも、楽チンになるのです。