親に来てもらうのもアリ? 「里帰り出産」のメリット&デメリット

【ママからのご相談】
新婚2年目にして、お腹に赤ちゃんができました。出産のとき、里帰りするかしないかで迷っています。
私は働いていて、産休を取る予定です。実家はどちらも新幹線の距離なので、早めに決めなければいけません。みなさん、どうやって選んでいるのでしょうか。
●A. 母体を休ませる環境づくりが最優先。「なんのために帰るのか」を忘れずに。
こんにちは、ママライターの広瀬まおです。
まずはご懐妊おめでとうございます!初めての出産、いろんな情報を目にしても今いちピンとこないことも多いですよね。でも決めなければいけないことは山のようにあったり。
今回は、里帰り出産のメリット・デメリットについてお話ししましょう。
●そもそもなぜ里帰り出産をするの?
お母さんの体は、出産によりダメージを受けています。
このダメージを回復させる期間を、昔の人は“床上げ” と呼んでいました。赤ちゃんのお世話をする以外は、寝ているように、という意味です。
大体期間は1か月程度です。この間、ゆっくりと母体を休ませるために、自分の生家へと帰ることがあります。
これが里帰り出産です。
最大のメリットは、家事のサポートが得られること です。
生まれた赤ちゃんは抵抗力が弱く、1か月健診が終わるまで外に出してはいけないと言われています。
買い物やちょっとした外出などをしたくとも、家の中に他に誰もいなければなかなかままならない状況になってしまうのです。
その点、里帰り出産を選択すれば、家の中に常に他の大人がいる状況に近いため、かなりの融通が利きます。
逆に、「実家は皆忙してくて、誰も私や赤ちゃんの面倒を見られない」という状況であれば、帰るメリットは薄くなってしまうのです。
●里帰り出産のデメリットって?
では逆に、里帰り出産のデメリットってなんでしょう。
相談者さんのように、実家との距離がある場合、「夫が出産に立ち会えない」 というケースが考えられます。
また、立ち会いだけではなく、生まれたわが子にすぐに会えない ということも。
赤ちゃんの誕生を心待ちにしているお父さんにとって、これはつらいかもしれませんね。
また、家庭内に不和がある場合、ゆっくり休めないというケースもあります。●みんなはどうした? 里帰り出産にした理由、しなかった理由
生後半年以内の子を持つお母さん30人にアンケートを取ってみました。