どこで見つかるの? ママが「子育て支援制度」をうまく活用するコツ
こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。
平成27年4月からスタートした『子ども・子育て支援新制度』のことはご存じの方が大半だと思います。
この制度の中にはさまざまな種類の支援がありますが、中身を詳しく知っている人や実際に利用したことがあるという人は少ないのではないでしょうか。
“子ども・子育て支援制度”には、一時預かりや妊婦健康診査などのサービス以外にも、“ファミリー・サポート・センター”もあります。
こうした支援制度を知っておくことで、孤独になってしまいがちな子育てママの心の支えになるはずです。
●地域によってさまざまな子育て支援サービス
自治体によって、子育て支援サービスの内容には差があります。そうなってしまう理由は、『計画および実施の主体は自治体にあるが、制度自体は義務ではない』ということにあります。
そのため、子育て支援を積極的に行っている地域とそうでない地域があるのです。
しかし、その地域に住んでいなくても、近隣に住んでいるママなら利用できるという場合もあるので、自分が住んでいる地域だけでなく近隣の支援サービスにも目を通しておくようにしましょう 。
地域で行われている支援の一部をご紹介します。
・公共施設での“子育てひろば”の開催(青森市)
・役所内に“子育てコンシェルジュ”がいる(千葉市)
・NPO法人の訪問支援(役所が委託)(大阪府熊取町)
・臨床発達心理士による発達・育児相談(静岡県清水区)
・ミニイベント(ランチDAY・リトミックなど)の開催(愛媛県砥部町)
こういった子育て支援を積極的に行っているところが769市区町村(厚生労働省:平成27年の統計)あります。これからもっと増え続けることでしょう。
「子育てがしにくい」、「育児で悩んでいる」という方に少しでも手を差し伸べるために地域は少しずつ動いています。
●ファミリー・サポート・センターとは
厚生労働省は、ファミリー・サポート・センターを次の通りに説明しています。
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ファミリー・サポート・センター事業は、乳幼児や小学生等の児童を有する子育て中の労働者や主婦等を会員として、児童の預かりの援助を受けることを希望する者と当該援助を行うことを希望する者との相互援助活動に関する連絡、調整を行うものです
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わかりやすく言うと、支援を受けたい人と支援を行いたい人を結ぶ役割をする事業 ということです。