散らかすのは仕方ナイ? 子どもが「お片付け」したくなる環境づくり
●(1)子どもが片付けやすい収納にする
・おもちゃ箱はフタのないものにする
・箱に目印や写真をつけて、分類して片付けやすいようにする
・表紙が見える絵本収納棚など、パッと見てどこに何があるのかわかる収納にする
・収納場所は子どもがしまいやすい高さにする
おもちゃ箱が開けにくかったり、物がしまいにくかったりする収納であれば、子どもは片付けたがりません。
幼い子どもでもわかりやすい収納を心がけましょう。
●(2)子どもの発達に合わせて少しずつ片付けをできるようにしてあげる
いきなり1人でちゃんと片付けができる子はいません。まず初めは、部屋の隅におもちゃを集めるところから始めてみる。
それができたら種類やサイズで分類、おもちゃ箱に自分で入れられるようになる、というように段階を踏んであげるといいでしょう。
●(3)遊び感覚で片付ける
「どっちが早くできるかママと競争ね!」と言って数を数えながら一緒に片付けたり、箱によっておもちゃを分類している場合は正しい箱におもちゃが入れられるかゲーム感覚で片付けをしてみたり。
片付けが苦手な子には、遊びの延長線上で片付けができるようにしてあげるのもおすすめです。
片付けができたらシールを貼る、というようなお片付け表を作ってあげる のも喜ぶと思います。
●(4)片付けができたときは思いっきり褒めてあげる
片付けに限らず育児全般にいえることですが、子どもは褒められるとそのことに対して得意なイメージ を持ち、次からも進んでやってみようと思えるようになります。
少しでも片付けができたときは、「お片付け上手だね〜よくできたね〜」と褒めてあげてください。
●物を大切にする心を育むことで片付けもできるようになる!?
片付けないといけない理由、皆さんはお子様に何と伝えていますか!?
大人の感覚からすると、片付けないと部屋が散らかるから、けじめがつかないから、部屋が散らかっていると物を踏んで怪我の原因になるから、といったところでしょうか。しかし、このようなことを言われても、恐らく小さい子どもはピンときません。そこでおすすめなのは、物を大切にする心を育んであげるということ!
「おもちゃを出しっぱなしだと踏んじゃって、○○くんも大事なおもちゃもイタイイタイになっちゃうよ」
「乱暴におもちゃをしまうと、大事なおもちゃが怪我しちゃうよ。