心当たりあるカモ? 離婚の危機を招く「夫婦ゲンカ中の言動」5パターン
それが何度も続けば、危険な状態になるのはおわかりになるでしょう。
たとえば、妻の方が夫の方を向いて現状を何とかしようと話しているのに、夫は妻の方を見ようとせず、テレビを見ながらだったり、ソファーに横になっている状態で話したりというのが、会話の回避に当たります。
居心地が悪いからそうなってしまうわけですが、回避行動を見せられたら、後追いするようなことはせず、時間をおいて別な機会に話をするか、優しく声をかけて感情的にならないよう話をするのが有効です。
●(4)軽蔑のしぐさ
見下した言い方や皮肉めいた笑い方、手を払いのけるようなしぐさなどが軽蔑のしぐさになります。
言葉にはしていなくても、「やれるものならやってみな」的な感じは夫婦ゲンカにおいてかなり関係の悪化が進んでいる状態と言えます。
相手に軽蔑のしぐさが見られたときは、少し時間をおくことをおすすめします 。相手の心は気が立っているので、すぐになだめることは難しいです。
●(5)自分の立場を守る発言
自分のことしか考えていないような言い方をされることはありませんか?
「私は○○だから……」「こんなことをしたら、オレがこう言われるんだぞ!」などが挙げられます。
誰でも自分の立場を守りたいのは一緒です。
しかし、夫婦はお互いの関係を守り合える仲であるべきはずなのに、相手を谷底へ落とすように追いやるような言い方がケンカのたびに起こるなら、危機が近くまで迫ってきている と考えるべきでしょう。
「一緒に乗り越えよう」「協力していこう」という話に切り替えることが回避のきっかけになります。
どちらかが熱くなってしまっている場合は、冷静になることが必要です。
●おわりに
結婚生活は、他人同士が家族になることなので大なり小なり違いがあります。
しかし、話をするときは相手の顔を見て話をしますよね。大事な内容であればこそ、その動きが見られます。
だから、今回挙げた5つの項目が何度も見られるような場合は、夫婦間の危機が訪れる兆候となるわけです。
夫婦関係の解消を望まない場合は、この5つのポイントを極力さけるようにしてみましょう。【参考文献】
・『とっさのしぐさで本音を見抜く』トルステン・ハーフェナー(著)
●ライター/桜井涼(フリーライター)