褒めるだけじゃダメ? 子どもの「承認欲求」を満たす育児のコツ
そのまま中学生、高校生になったら、自分の存在を認めてくれるネットの中の世界や、いわゆる“悪さ”をする友達といることに心地よさを感じてしまうかもしれません。
小さなうちに時間をかけるか?大きくなってから時間を取られるか?極論を言ってしまえば、そんな選択になってしまう可能性もあります。
●褒める育児の落とし穴
子どもを褒めて育てることも確かに大切です。しかし、そこには落とし穴があります。
それは「何かができたとき」「頑張ったとき」だけにしか褒めてもらえないと、子どもは「何かができないと、認めてもらえない」「頑張らないと認めてもらえない」そう刷り込まれてしまうのです。
もっと突っ込めば、「何もできなければ自分はダメな人間なんだ。」「頑張らないと自分は認めてもらえない、ママの笑顔さえ見れない存在価値のない人間なんだ」、そう刷り込まれて成長してしまうため、自己肯定感の低い大人になってしまう 可能性があるのです。
褒める育児よりも“認める育児”を。難しく考える必要はありません。
視線を向け、微笑みかけ、スキンシップと何もなくても「大好き!」と声をかけてあげるだけで、子どもの承認欲求は満たされ、自己肯定感は高まります。
親子の信頼関係の“根っこ”、人間性が育まれる“根っこ”は認めることから始まるのです。
●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)
いつまでも親が上じゃない…子どもから学ぶことが増えた今日この頃【子育ては毎日がたからもの☆ 第148話】