子育て情報『自己判断はキケン! 薬の「摂取方法」による効果の違いとは』

2016年4月22日 19:00

自己判断はキケン! 薬の「摂取方法」による効果の違いとは

自己判断はキケン! 薬の「摂取方法」による効果の違いとは

【ママからのご相談】
先日1歳の息子が病院で点滴のお薬を注入してもらいました。飲むお薬より効くのが早いからとのことでしたが、飲むお薬は効き目が弱いということでしょうか?

●A. 薬の効き目は、症状に応じた取り入れ方により異なります。

こんにちは。ご相談ありがとうございます。ママライターのmomoです。

点滴でお薬を注入されたということは、症状が進んでいたということかもしれませんね。大事に至らず良かったです。

今回はお薬との上手な付き合い方について小児科の先生に聞いてみましたのでご紹介します。


●お薬の効き方

お薬の取り入れ方としては以下のものが挙げられます。

・口から飲む方法(経口)
・注射や点滴で静脈へ入れる方法(静注)
・筋肉へ注射する方法(筋注)
・座薬や浣腸で肛門から入れる方法(注腸)
・皮膚に塗る方法
・皮膚に貼る方法

いずれも体内に吸収され血液や体液で循環。病変部へ広がり、やがて排出されます。

先生によると、『薬の効き方は吸収の度合いや分布量、排出されるまでの時間で決まります。同じ薬を同じ量投与した場合、静注は経口の10倍、筋注や注腸は5倍ほど効くといわれています』とのこと。

経口だから効かない、というわけではなさそうですが、時間を争うような場合には注射や点滴でお薬を投与した方が良さそうですね。

●薬を飲ませるときのポイント

薬の効果を得るためには服用方法をしっかりと守ることが必要です。

先生によると、『1日4回といわれたお薬を6時間おきにあげるのではなく、起きているあいだに4回飲ませるようにしましょう。
また、赤ちゃんは食前や食後がハッキリとありません。機嫌の良いときに一定の時間を空けてあげるようにしましょう』とのこと。

飲み忘れた場合も、2回分まとめてあげてしまうのはNG ですよ。

●注意するべきポイント

お薬は間違って飲むと大変な事態を引き起こす可能性もあります。

先生によると、『処方されたお薬は基本的には勝手にやめず、飲みきるようにしましょう。また、小さな子が誤飲してしまわないように手の届かないところへ保管しましょう。症状が似ていても家族で薬を回し飲みしないように。体の大きさや年齢で薬の量は変わってきます』とのこと。
「もう治ったから大丈夫かな?」と自己判断で薬をやめることは好ましくありません。

処方された薬は飲みきるか、医師に相談して許可が出てからやめるようにしましょう 。

関連記事
新着子育てまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.