コレで興味津津に!? 子どもの「勉強のやる気」を引き出すツボ4つ
【ママからのご相談】
子どもが「どうして勉強しないといけないの?」と繰り返し聞いてきます。どうやら、勉強がつまらないらしく、やる気が出ずにこんなことを言っているようです。
超有名な学校に入ってほしいとは思わないですが、せめて勉強を嫌いになってほしくありません。家でできることはありますか。
●A. 子どもが興味をもつ4つのツボをおさえる!
ご相談ありがとうございます。教育コンサルタントの佐々木です。
これまで勉強に興味のない子どもに対して勉強を教え、興味を持たせることに取り組んできました。
●勉強が嫌いになる理由
勉強が嫌いになってしまう理由は大きく2つあります。
1つは「できない」から 。上手にできないことを好きになるのは、大人であっても難しいですよね。上手にできないとき、頑張っても成果が出ないとき、一生懸命頑張れば頑張るほど、子どもは勉強を嫌いになっていきます。
もう1つは「つまらない」から 。自分のやっていることに意義が見いだせていないのです。意味のわからないことを1日何時間もやらされていれば、嫌いになるのも無理はありません。
大人はつい「勉強は我慢してするものだ!」なんて言ってしまいますが、子どもは楽しみが見いだせないとどんどん勉強が嫌いになります 。
●勉強のやる気を引き出すツボ4つ
そこで、勉強が「できない」「つまらない」を解消するために、『ARCSモデル』 をご紹介します。
ARCSモデルは、アメリカの教育工学者ジョン・M・ケラーが「学習のやる気を出す方法」をモデル化したもので、4つの要素の頭文字をとって、このように呼ばれています。
『ダイヤモンド社』の人材開発用語集サイトでは、以下のように説明されています。
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①注意(Attention)
学習者の興味関心を引き、探究心を喚起する。マンネリを避け、学習者に「面白そうだなぁ」 と思わせることである。
②関連性(Relevance)
学習の目標に対して親しみをもたせ、与えられた課題を受身的にこなすのでなく、学習者が自分のものとして積極的に取り組めるようにする。目標に向かうプロセスを楽しめるようにし、学習者に「やりがいありそうだなぁ」 と思わせることである。③自信(Confidence)
ゴールを明示し、成功の機会を与える。自分の努力によって成功したと思える教材にし、「やればできそうだ」