怒鳴るのもアウト? 「体罰だと思う教師の行動」ランキング
子どもの価値観は親からの教育で決まるため、言葉ではなく体罰を受けて育った子どもには言葉での説教が効果を持たないとの指摘もあります。
どんな状況であっても一切手を出すべきではない、と断言できるかというと難しいところではあります。
●2位:すべて体罰であり、問題である
『殴る蹴るはもちろんのこと、怒鳴ることさえ体罰だと思う。子どもを萎縮させた時点で心に傷が残るわけだから、やってほしくない』(20代ママ)
『全部ダメ。人様の子に手を上げるなんてどんな精神してるんだろって感じ』(40代ママ)
続いて多かった回答は『すべて体罰であり、問題である』で、18%(103人)となりました。約2割のパパママが、“怒鳴る”ことを含めて子どもを萎縮させる行為は体罰だと感じている ことが分かりました。
昔の熱血教師もののドラマなどでは生徒と先生がぶつかるシーンが美談として描かれる傾向にありましたが、今だとすべてただの体罰として片付けられてしまう可能性がありますね。
でもたしかに、自分のかわいい子どもが嫌な目にあってほしくないという気持ちはとてもよく分かります。
最近では教師が手を上げられないことをいいことに、やりたい放題やる『モンスターチルドレン』が話題となりましたが、体罰の基準が厳しくなれば、教師はこれまで以上に手を焼くことになるかもしれません。
●3位:チョークや物を投げつける
『私が子どものころ、やたらイスを投げてくる先生がいて怖かったw。あれは完全な体罰』(30代ママ)
『チョーク投げる先生って今はもういないと思うけど、もし目に当たったりしたら失明の可能性もある し、体罰だと思う』(30代パパ)
3番目に多かったのは『チョークや物を投げつける』で、14%(80人)となりました。
たしかによく物を投げる先生っていますよね。ほとんどの先生は本当に生徒に当たってしまわないように配慮していると思いますが、それがチョークであれノートであれ、当たりどころによっては大きなケガにつながる可能性もあります。
とくにイスを投げるような先生であれば、殴る蹴るなどの暴力よりも危険だと言えます。小学校の場合では生徒がマネすることもあり得るので、これは避けてほしい行動ですね。
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いかがでしたか?あなたはどこからが体罰だと感じたでしょうか。
子どもへの体罰の基準は一概に定義づけることができないため、なかなか解決するのが難しい問題です。