約8割が経験してる!? 雨の日の“身の回りの危険”ランキングと安全対策
という結果が半分以上を占めています。
雨の日にはそもそも視界が悪くなりますが、小さな子どもが傘をさすと、顔まですっぽり傘の中に入ってしまうことも多く、さらに視界が悪化します。
心配な方は、透明な傘や、傘の一部が透明になって視界がひらけているものなど視界対策を取り入れた傘を持たせるのもアイデアです。
また、事例1にあるように、親が子どもを気にするあまり、周りの状況に気を配れなくなるのは本末転倒です。傘と子どもの両方に気をつかうのが大変という場合は、レインコートに切り替えるなども検討してみましょう。
事例2のような子どもが傘で遊んでしまうケース も多かったです。
傘をひらいていても、閉じている状態でも、それを振り回したりすると他人にとっては凶器になります。他人に危害を加えてしまった場合は賠償責任をおう可能性もあります。
日頃から傘では遊ばない、他人を危険な目にあわせる場合があるということを教えたいですね。
●履物
・事例A……ハイヒールのパンプスをはいていたのでバランスを崩して足首をねんざした
・事例B……長ぐつをはいていましたが、エスカレーターもぬれていて溝の縦方向につるっと滑りました。幸いすぐに手すりをつかんだので転ばないで済みました
履物で一番多かったのは「滑って転んだ・転びそうになった」 という事例です。
発生場所をみると、「傾斜のない歩道」でのヒヤリ・ハットが最多!雨が降っているときだと、普通の歩道でもトラブルが発生するということです。
事例Aは、パンプスを履くママであれば経験した方が多いかもしれません。ヒールがあるだけでも不安定なパンプス、それに雨道となると滑りやすさが加わります。
事例Bからもわかるとおり、ゴムの長靴でも濡れたツルツルした面は滑ります。体重のかけ方、歩き方によっても違いますが、歩く場所によるところも大きいです。
大理石やツルツルした面になっているマンションの床、エレベーターやバスのステップ、鉄製のマンホールに点字ブロックと、滑りやすい場所はたくさんあります。
明るいうちはまだよいですが、暗くなると地面は見えにくくなります。小さな子どもを抱っこしているとき、子どもの手を引いて歩いているときは、自分だけでなく子どもも道連れにしないように、いつも以上に注意しましょう。たとえば、階段は1段ずつ両足をついて降りる、点字ブロックを避けて歩くなど、ちょっとした工夫で転倒を防止できます 。