愚痴ではなかった? 男性の語る鬼嫁エピソードが自慢である理由3つ
【女性からのご相談】
鬼嫁を持つ男友達がかわいそうです。女子をまじえた飲み会とかも許されないらしくて、このまえ会ったときも許可取るのが大変だったと愚痴っていました。
飲み会中も、奥さんに怒られたとか大変だとか愚痴エピソードばっかり。 さらに21時くらいには「やばい!鬼嫁に怒られる!」なんて言いながらみんなより早く帰っちゃった。前はそんな人じゃなかったのになぁ。
家でも休まる時間がなさそうで、よく別れないなぁと呆れます。
●A. 鬼嫁“愚痴”というよりは“自慢”なのかもしれません!
こんにちは、ライターのティッシュまみれ子です。
鬼嫁ですか……たしかにかわいそうですよね。
しかし、実際に既婚男性の鬼嫁エピソードを聞いてみると、「愚痴」というよりは「自慢」なのでは、と感じることが多々あります。
結婚生活10年目15年目になれば、パートナーとの関係を「うちは本当にラブラブでね……」と自慢するのは照れ臭いものです。
特に日本人男性は、奥さんを「愚妻」と貶める人もいらっしゃいます。ラブラブ自慢が非常にまわりくどいわけですね。
「うちの奥さんは本当に鬼嫁でね……」というのも単なる言い換えで、「夫婦仲良くやっていますよ」とほのめかしているのかもしれないです。
さて、そういうわけで今回は、「わが家こそは!」と鬼嫁自慢を持ってきてくださった自称恐妻家の男性方に取材。
さまざまな意見をベースに、鬼嫁エピソードの公開が愚痴ではなく自慢 だと考えられる理由をご紹介いたします。
●“鬼嫁”エピソードから見えてくる自慢
●(1)急な飲み会が入り、妻がブチギレ! 鬼嫁自慢は苦労自慢
『1度飲み会のことでキレられてからは妻を怒らせたくないので、残業のふりをして飲みに行っていました。
しかし、すぐバレてしまい、「シゴト帰りなら食えるよな?」と言わんばかりに山盛りのチャーハンを出されました。シメにラーメンを食べて腹いっぱいでしたが、泣きながら完食しまして、嘘ついたことを謝りました。それからは飲みに行く回数を減らして、家庭円満です』(30代男性/メーカー勤務)
いやぁ、苦労されていますね。ところで、「仕事が忙しくてつらい」というのを、なぜか自慢であるかのように話す人がいますよね。苦労してこそ成功がある、という雰囲気のなかで育った日本人は多く、「苦しんでこそ偉い!」という価値観が根強く残っています。