周囲の視線がコワい!? 乳幼児を連れて“飛行機”に乗るときの注意点
子どもが大きな声で話したり、歌を歌ったり、奇声をあげたり、音を立てたり……それなのに、親はスマホや雑誌に夢中。そんな光景をたまに目にします。
周囲の方は親になんとかしてほしいと思いつつ、じっと耐えている場合が多いです。
一度子どもに静かに過ごすよう言っても聞かないと、簡単に諦めて放置している保護者も見かけます。これは、親の責任を放置している ことに他なりません。
忍耐強く、子どもが静かになるまで、繰り返し注意を続けてください。その際、親のほうが頭に血が上って大声を出して、子ども以上にうるさい方も見かけますので、ご注意を!
●予防的教育法で、子どもに正しいふるまい方を教えておこう!
子どもは飛行機に乗ることがうれしくて、テンションが上がりがちです。何日か前から“飛行機の中での過ごし方”を教えておくとよいです。
これを『予防的教育法』 といいます。事前に正しいふるまい方を教えておくという方法です。
「飛行機の中では、小さな声でお話しするんだよ。こそこそ話、できるかな?」
「飛行機の中では、自分の席に座って過ごすんだよ」
「飛行機の中では、飲み物を順番に配ってくれるからね。お口チャックで待てるかな?」
このように説明して、実際に親子でやってみるのです。「飛行機の中では、静かにしていてね」「お利口さんにしていてね」「ちゃんとしててね」のような抽象的な説明では子どもには伝わりません 。
実際にやってみて、上手にできたら「それでいいよ!上手だね」としっかり褒めてあげてください。
また、飛行機に乗る前に、もう一度正しいふるまい方の話をして、思い出させておきましょう。
●赤ちゃんが泣き止まない! どうすればいいの?
第2位にランクインした「泣き叫ぶ赤ちゃんを放置しないでほしい」という声。
こちらは、泣かれている親の方もつらい思いをしている場合もありますね。どんなにあやしても、抱っこしても泣き止まない、という赤ちゃんを時々見かけます。
もしかしたら、飛行機の上昇や下降で耳が痛いのかもしれません 。大人は耳がボワっとしたときに、耳抜きができますが、乳幼児はこれができずに激痛に襲われる場合があります。特に風邪で鼻が詰まっているとなりやすいようです。
筆者も大人になってから経験したことがありますが、大人でも涙が出るほど痛いです。何かで気を紛らわして泣き止ませるのは難しい痛みです。