まるでペット!? 安全のために“子ども用ハーネス”を使うママへの賛否
『子ども用ハーネスは奴隷制度を思い出させる』。かつて、ワイドショーの司会者がこう発言したことが話題になったのをご存じですか?
子ども用ハーネスとは、歩き始めの幼児などに取り付ける迷子ヒモのことです。子どもが思わぬ方向に急に走り出しても、ハーネスをつけていれば大丈夫。
最近ではリュックタイプのものや天使の羽をあしらったものなど、機能性・デザイン性もバッチリの商品が出ており、やんちゃなお子さんの育児に奮闘するママたちに重宝されています。
しかしその一方で、その使用については販売開始当初からかなりの賛否両論が繰り広げられてきました。
冒頭の奴隷制度発言のように、子どもの養育にとって適切とはいえないのではないかという意見も後をたちません。
今回は、育児中のパパ・ママたちに「子ども用ハーネスについてズバリどう思う?」と直撃インタビューしてみました。
●賛成派は「子どもの命を守れるのは親だけ」「育児には絶対必要」
実際によく動くお子さんを育てたことがあるママ・パパたちからは、賛成の声が多く上がりました。
『子ども用ハーネス、使いたいと思ってます。2歳の息子がいるのですが、駐車場とかで急に消えてしまうことがしょっちゅうあるんです。ハーネスがあれば目の届かない場所には絶対に行けないわけですから、危険はなくなりますよね』(20代女性/事務職)
『これに反対してる人って育児経験ないとしか思えませんよ。赤ちゃんを抱っこしながら2歳児をつれて、さらに両手に荷物を持って車から降りるときとかあるんですよ?子どもの命を第一に考えるなら、ハーネスは絶対必要な道具です 』(30代女性/薬局勤務)
また、実際に使っていたという人からはこんな声も。
『妻が出産するまでは自分も大反対でした。でも生まれてみたらまさかの双子。2人が同時にバラバラの方向に走って行ったりするんですよ。ひとりを追いかけているうちにもう片方が車道に出ていたことがあり、ハーネスを購入しました。
知らない人から「かわいそう」とか、「犬みたい、虐待じゃないの」って言われたこともありますが、そういう人が子どもの命を守ってくれるわけじゃないですからね。腹がたちましたけど、ずっと使い続けていました』(40代男性/広告業)
確かに、複数の子どもたちを同時に見なければならないような場合には重宝しそうですね。
●反対派は『ペットみたいでかわいそう』『昔はこんなものなかった』
『昔はこんなものなかった。