子育て情報『涼しい室内でも危険!? ミルクしか飲まない乳幼児の熱中症対策』

涼しい室内でも危険!? ミルクしか飲まない乳幼児の熱中症対策

涼しい室内でも危険!? ミルクしか飲まない乳幼児の熱中症対策

【ママからのご相談】
0か月の乳幼児がいるママです。母乳しか飲まない子どもが熱中症にならないか心配です。白湯を与えても嫌がって飲みません。何かよい熱中症対策はありますか?

●A. 涼しいところにいても赤ちゃんから目を離さず、空腹時以外にも少しずつミルクや母乳を与えましょう。

ご相談ありがとうございます。ライターの齋藤惠です。

赤ちゃんは体温が高く、汗をかきやすいものです。しかし、新生児は母乳やミルクしか飲まず、大人と違って冷たい飲み物を飲ませるわけにもいきません。


さらに白湯も嫌がって飲まないとなると、暑い日に水分が足りているのか心配になってしまいますよね。

今回は、そんなママさんの悩みを解消するために、赤ちゃんの熱中症対策について具体的にご提案したいと思います。

●熱中症って、どんな病気?

まずはじめに、水分不足が赤ちゃんに与える影響についてご説明します。

暑い夏の日にエアコンがきいた室内にいる赤ちゃんが、十分涼しい環境にいるにも関わらず熱中症になってしまうことがあります 。

これは新生児の体温調節機能が未発達なため、大人よりも簡単に体温が上昇してしまうために起こります。

大人にとっては快適な室内でも、赤ちゃんにとっては暑く感じることがあるのです。

そこで夏の熱中症対策にはこまめな水分補給が欠かせないのですが、赤ちゃんは自分から水分不足を教えてはくれません。

お腹がすいたら泣いてくれますが、それだけではなく赤ちゃんの機嫌が悪くなったりグッタリしていたり、おしっこが極端に少ないといった異変を感じたら、それは熱中症の疑いがあります。


たとえ涼しいところにいても、赤ちゃんから絶対に目を離さない ようにしてください。

●ミルクしか飲まない赤ちゃんの熱中症対策は?

子どもを熱中症から守るために大切なのは早めの対策です。

母乳やミルクしか飲まない新生児の場合はそれだけでも大丈夫なのですが、ミルクの温度をできるだけぬるめにする、母乳をいつもよりもこまめに与える といった方法が効果的です。

空腹時以外にも少しずつミルクや母乳を与えて脱水対策をおこないましょう。

また、離乳食が始まっている赤ちゃんなら、母乳やミルク以外の湯冷ましや乳児用の飲料水を与えた方がよりよい水分補給になります。最近は、電解質やブドウ糖などを含んだ乳児用の経口補水液 も市販されていますので、暑い日には積極的に赤ちゃんに飲ませてあげましょう。

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