汚れるからダメ!? プールの授業で“日焼け止め禁止”をする学校への賛否
子どもは水遊びが大好きなもの。夏休みのあいだ、プールの補講授業にでかけるお子さんも多いことでしょう。 でも、たっぷり泳いで帰ってきたあとの姿を見ると、まるでヤケドのように真っ赤!あまりにも痛そうでちょっと心配になってしまう……というママの声が後を絶ちません。
現在多くの小学校では、プールの授業で日焼け止めの使用を禁止しています。その主な理由は“水が汚れるから ”。
しかし、紫外線の悪影響が叫ばれるなか、この対応は時代遅れなのではないかと議論が巻き起こっています。
街の声はどうでしょうか?小学生、中学生のお子さんをもつパパ・ママたちに意見を聞いてみました。
●禁止賛成派の声
『禁止でいいと思います。
学校のプールって夏いっぱい水替えしないんでしょ?みんなが日焼け止めを使っていたらすごく汚れるはず。水だけじゃなく、壁や床にも付着してグチャグチャになりますよね。不衛生で感染症の温床になりそう 』(40代女性/中学生の母)
『そもそも本当に肌が弱かったら日焼け止めさえ塗れないよね。そんなに肌が弱いならプールは見学してたらいい。最近の親は、何にでも配慮しろって求めすぎなんじゃないの?』(30代男性/小学生の父)
『問題はラッシュガードの着用を許可してるかどうか 。ラッシュガードがOKなんだったら着れば日焼け止めは禁止でいいと思う』(30代女性/小学生の母)
●禁止反対派の声
『うちの子はアトピーなので日焼け止めは絶対に必要です。ラッシュガードはもちろん着せていますが、どうしたって隠れない部分はありますよね。病院で診断書をもらってきて、やっと特例として許可してもらえましたが、学年にひとりです』(30代女性/小学生の母)
『皮膚がんのリスクをはじめ、紫外線の悪影響はもはや世界的に知られている常識 。
真っ黒に日焼けした子どもが健康的だなんて、時代遅れで恥ずかしい考え方』(40代男性/中学生の父)
『息子の学校では日焼け止めもラッシュガードも禁止です。しかし、よく聞いてみれば先生たちは日焼け止めをバッチリ塗って、帽子にパーカー姿でUV対策に励んでいる。自分たちだけは紫外線から身を守りたいんだ、子どもはどうだっていいんだ、とドン引きしました』(40代女性/小学生の母)
●皮膚科医会も日焼け止めの使用を推奨している
街ではさまざまな声が聞かれましたが、専門家の意見はどうなのでしょうか。