お風呂上がりがベスト! 小さな子どもの“耳と鼻”を上手にケアするコツ
こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。
子どもに関する不安の中に、“耳と鼻のケア”があると思います。
子ども自身が嫌がることもそうですが、細かいところのケアは、 親も“しっかり見えない”という面で怖いと感じることでしょう。
私の子どもたちが中耳炎やら耳垢除去やらでお世話になった耳鼻科の先生にお話を聞いてきました。ケアの参考になればと思います。
●耳の掃除
「奥までやり過ぎて鼓膜を傷つけてしまわないだろうか?」と思って、おっかなびっくりやってしまうところではないでしょうか。
耳掃除のポイントは“いじりすぎない” です。
あまりいじりすぎてしまうと、内耳や外耳を傷つけてしまうことになります。私は耳掃除が好きで息子の耳をやり過ぎて外耳炎にしてしまった過去があります……。
・耳掃除は2週間に1回の割合(耳垢が外耳のバリアの役割をしているので取りすぎはNG)
・耳掃除はお風呂上がりなどの耳垢が柔らかくなったときがベスト!
・綿棒は奥まで入れず見える範囲で(入り口周辺を綿棒で1~2回拭うくらいでOK)
・子どもの頭をしっかりと抑えて、耳たぶを少し引っ張りながらやる
・綿棒は、鉛筆持ちをすれば奥まで入っていかないので安心してできる
子どもが嫌がって体をくねらせてしまうこともあるでしょう。そんなときは、テレビを見せたり歌を聞かせたりして楽しい雰囲気で行うと嫌がりが減ります。
どうしても嫌がるときは、無理強いしないことも耳掃除を円滑に進めるための方法です。
●鼻の掃除
鼻は、乾いた空気が直接入ってきて、鼻にたまったものが固まってしまったり、鼻水がうまく取れなかったりする厄介な場所です。
やり過ぎると粘膜を傷つけて鼻血が出てしまうため、ここも怖さを感じますね。鼻掃除のポイントは、“鼻水をこまめに取る”です。
耳鼻科の先生から、『鼻水はばい菌のかたまりなので、放っておくことはよくありません。鼻水をこまめに取って中耳炎や風邪を重症化させないようにすることが大切です』と言われました。
・鼻くそを取るときは、お風呂上がりなどが取りやすくておすすめ(毛に絡みついていることが多く、皮膚を傷つけてしまうおそれがあるため)
・鼻水をすするような音がしたら、吸ってあげる(低年齢の子ども)
・なるべく早い段階で鼻を自分でかめるように教える
・鼻水の色に注意しておく(濃くなるほど菌がいっぱい)