無意識のSOS!? 思春期の子どものイライラと無気力への対処法3つ
こんにちは。子育て研究所の佐藤理香です。
思春期の子どもと話をすると、「この子、気持ちが不安定なのかな……」と感じることがあります。
何かにイライラしていたり、逆に気力が感じられなかったりする場合もあります。
思春期の子どもをもつママやパパも一度は感じたことがあるのではないでしょうか?
そこで今回は、思春期のイライラと無気力 についての対処法をお伝えします。
●思春期にイライラしたり無気力になったりするのはどうして?
●思春期は心が不安定!?
思春期の子どもは、親からの自立と依存の狭間で心が揺れています。
さらに、友人らとの人間関係も複雑化しており、他人と自分を比較して自身をより強く認識 するようになります。
劣等感や優越感を感じるなど、心理的にはストレスが多く不安定になる時期です。
●イライラ・無気力はSOS
イライラして八つ当たりしてくる、いつもやる気が感じられない。こんな状況になると親は心配してしまいますが、実はすべてが悪いわけではありません。
イライラや無気力はSOSのサインであることが多いからです。
一般的には、SOSを出せずにそのまま頑張ってしまう子どもは鬱になりやすい 傾向にあります。
イライラや無気力を表せる子どもは、無意識的に心のバランスをとろうとSOSを発しているのです。
●落ち着いて振り返る時間を
イライラしたり無気力になったりしている子どもは、物事に対して疑問をもったり、時には不満や不安を感じたりしながら問題意識をもっています。
しかし、それを解決するために、自分自身と向き合い心の声をきく時間がもてていない可能性があります。
自分自身で落ち着いて考える時間をもち、何に対してイライラしているのか、何に不満をもち、疑問なのか、振り返ることで落ち着きます。
●親ができる対処法3つ
思春期の子どもはデリケートです。ニコニコ笑っているかと思えば急に不機嫌になるなど、対応が難しいと感じる親も少なくありません。
しかし、子どもの心が不安定だからといって、腫れ物に触るように放置したり、親の意見を押し付けたりすると逆効果。子どもが心を閉ざすことになりかねません。
下記では、親ができる対処法を3つお伝えしますので参考になさってください。●(1)子どもを休ませる
イライラ・無気力は心のサイン、子どもからのSOSです。
学校生活は朝から晩まで分刻みで決められています。