体温が低いせい!? 下半身が痩せにくい理由と効果的なエクササイズ
【ママからのご相談】
3歳の子どもを持つ30代ママです。ダイエットをすると顔はすぐ痩せるのですが、一番痩せたいお尻や太ももが痩せる気配がまるでありません。下半身が痩せるためのいい方法はないでしょうか?
●A. 下半身太りの理由を知り、効果的なエクササイズに取り組みましょう。
ご相談ありがとうございます。ママライターの馬場じむこです。
下半身ってなかなか痩せないですよね。私もサイズを落としたいのは太ももなのですが、ダイエットして体重が落ちても顔や胸から痩せてしまい、なかなか変化が出ません。
今回は漢方薬剤師の堀江昭佳さんの著書『血流がすべて解決する』より、下半身が痩せにくい理由と効果的なエクササイズをご紹介します。
●下半身は痩せにくい環境
堀江昭佳さんの著書にはこのような記述があります。
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『足には重力の働きで血液が集まりやすくなっていますが、集まった結果、渋滞が発生して血流が悪くなっています。そのためせっかく脂肪を分解させようとホルモンが分泌されても、肝心の足には届きにくいのです。
届きにくい渋滞血流の中にかろうじてホルモンが届いても、もう一つ難関が待ち受けています。体温が低いことです。
人間は上半身と下半身では体温が異なります。これも血流が悪いために熱を届けることができないことが原因です。上半身の体温が三六度前後に保たれているのに比べ、足元は一〇度以上低くなることもあります。
温度が低くなると、脂肪を分解する酵素は効果が激減してしまいます』
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下半身が痩せにくい理由は“ホルモンの届きにくさ”と“体温の低さ” とのこと。ただなんとなく痩せづらいというのではなく、このような明確な理由があったのですね。理由がわかれば、痩せるための方法も考えられそうです。
●オススメはかかとの上げ下げ
渋滞血流の解消と足の体温を上げるために、堀江さんは著書でこのようなエクササイズについて書かれています。
【かかと上げ下げ運動】
(1)爪先立ちになる
(2)背筋を伸ばしたまま、ゆっくりとかかとを上下する(五秒くらい)
(3)セット三十回、朝晩二セットくらいを目安に行う
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『足の血流をよくするためには、渋滞している静脈の血液を上に戻さないことには始まりません。静脈血が上に戻っていけば、自然と足の血流は改善し、足の体温も上がりやすくなるのです。