子育て情報『犯人探しはNG!? 娘が同級生から“セクハラ”を受けているときの対処法』

犯人探しはNG!? 娘が同級生から“セクハラ”を受けているときの対処法

また学校としても、相談してもらえれば加害側の子を教育指導することができます』

とはいえ、担任の先生が必ずしも頼りになるタイプとは限りません。その場合はどうしたらいいのでしょうか。

『担任にこだわる必要はないですよ。保健の先生やスクールカウンセラーも役に立ちます。伝える相手を決める際には、自分たちの感覚を信じること。その人は自分たちのことを本気で考えてくれるかどうか 、じっくり考え見極めましょう』

また、自分の子どもには次のようにアドバイスするといいそうです。

『「その行為をされて本当に困っている」ということを自分の力で誰かに伝えられればベストです。そのように後押ししてみてください。


もしも難しいなら、休み時間は友だちと過ごすように勧めてみましょう 。一人でいる子が狙われやすいのは事実です。女子同士が固まっておくだけで、男子からのセクハラはかなり減るんですよ』

●「何かあったの?」異変を感じたら必ず声をかけること

しかし、10代は何といっても難しいお年頃。恥ずかしさもあいまって、親にはなかなか打ち明けたがらない子も多いでしょう。

悩みをはっきりと伝えてもらえない場合には、どうしたらいいでしょうか。

『異変を感じてもスルーしないことですね。普段と違う様子に気づいたら必ず本人に「何かあったの?」と聞いてください 。親には詳しく話したくないし、助けて欲しいとは思わないけれど、知っていて欲しいという年齢です』

ちゃんと気づいているよ!という意味で、きちんと言葉に出して言ってあげることが重要なのですね。


●“うちの子応援団”を作ってみんなでバックアップ!

S先生によると、大人が対応に取り組むときにもチーム体勢を組むことが大切だそうです。

『子どもと同じように、親もひとりで抱え込んではいけません。普段子どもに関わる大人たちに、「うちの子、最近変だから注意して見ていて欲しい」とお願いしたり、学校での様子を聞いたりしましょう。そこから分かることはいろいろあります。

大人同士が連携して“うちの子応援団”を作るような意識 でいてください。周囲が協力する姿を子どもはちゃんと見ています。“うちの子応援団”が後方支援してくれている気配を感じれば、子ども側も大人に相談しやすくなるというものです』
●絶対ダメ! 子どもそっちのけでの“犯人探し”行為

最後に、親のNG対応について聞いてみました。

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