犯人探しはNG!? 娘が同級生から“セクハラ”を受けているときの対処法
『親御さんが絶対にしてはいけないのは、“誰が悪いのか探し、犯人決めをすること” ですね』
子どもが被害にあっていると知ったら、そんなヒドイことをしているのはどこの誰だ!という気にもなってしまいそうなものですが……。
『中学校はコミュニケーションのあり方を学ぶ場でもあるんです。そして、中学生間で起きるセクハラは、主にその未熟さから来ている。これは悪い意味ではなく、男子も女子もこれから良い方法を知る段階であるということ。
子どもそっちのけで大人同士がケンカをしてしまうと、彼らが本来この問題を乗り越えて身に付けるべきだったコミュニケーション能力や問題解決能力を奪ってしまうことになりかねません』
セクハラ事案も、よりよいコミュニケーションのあり方を学ぶためのきっかけとして生かすことができるもの。大人はその学びを支える立場であるべきだ、とS先生はおっしゃいました。
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いかがでしたか?
全体を通して大切なのは、親が子どもの変化にどれだけ気付くことができるかなのかもしれません。
小さな違和感でもなにか引っかかるようであれば、無視せずに声をかけること。
それが、親ができる一番最初のアクションなのでしょう。
●文/パピマミ編集部