集中して食べて! 1歳の子どもに落ち着いて食事させるコツ3つ
そこでママやパパが怒ったり怒鳴ったりすると、食事をすること自体が嫌いになる ので要注意。
あらかじめ床に新聞紙や汚れてもよいマットをひくなど、はじめから汚れることを想定して食卓の準備をしましょう。
また、子どもに手づかみで食べさせることも、発育上の大切なステップです。
手が汚れるからと言って無理にスプーンやフォークを持たせても、嫌がって投げたり、手づかみで食べることすら拒否したりする場合も。
手づかみ食べを覚えると、子どもは自然に「スプーンやフォークを使って食べてみたい」と思うので、あせらず子どもに合ったペースで練習できるといいですね。
●食事のあいさつは元気よく
食事の前後の「いただきます」や「ごちそうさま」というあいさつの習慣も、子どもの気持ちの切り替えになるでしょう。
このようなあいさつは、まだ遊んでいたいという子どもに「食事をスタートしますよ」という合図の代わりになり、子どもの中でスイッチが切り替わります。
たとえば、子どもが先に食卓について食べ出してしまっても、パパやママ、同じ食卓についている人が毎食ごとに手を合わせる動作やあいさつを繰り返し行うことによって、子どもも「これからみんなでご飯を食べるんだ 」ということが分かり、次第に遊び感覚で動作からマネをするようになります。
また、朝食や休日など家族がそろう機会があれば、ぜひ子どもとみんなで食事を楽しんでください。人数が多いと自然と会話も増え、食卓の雰囲気も活気付きます。
好き嫌いが激しかったり、途中で席を立ってしまったりといった行動はどの子どもにも見られる傾向です。
焦らずわが子に「食事の時間は楽しいものだ」と認識させることが、集中して食事をとらせる第一歩かもしれません。
【参考文献】
・『すくすく1歳6か月』榊原洋一(お茶の水大学院教授)・監修
●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
●ライター/なかやまあぽろ(ママライター)
●モデル/神山みき(れんくん)、いちご姫(いちごショートくん)