過剰に手をかけすぎ!? コドモを支配しようとする“毒親”の特徴と危険性
こんにちは。メンタルケア関係を中心に執筆しているメンタルケア心理士の桜井涼です。
昨今、自分の子どもを所有物という目で見ている親が多いと、さまざまなメディアで取り上げられていることはご存じでしょうか。
その上、 “毒親”や“毒母”なんていう言葉が出てきている世の中になっています。
自分の子どもを一生懸命に育てている親にとっては、ひどい言葉だと感じている方もいるでしょう。
しかし、残念なことに、実際にそういった考えを持っていたり、知らずにそうなっていたりする親もいるのです。
目次“毒親”“毒母”とは?子どもへの影響支配的な親の特徴おわりに
●“毒親”“毒母”とは?
この言葉は、1990年代にアメリカから入ってきた言葉 です。
要は、
・子どもに過剰に関わり先回りする親
・子どもの人生をあたかも自分のもののように感じてレールを敷きたがる親
・自分の叶えられなかった夢を子どもで叶えようとする親
につけられた言葉です。
一生懸命に子育てをしている状態で、しかも核家族が進行し、孤独の中で子育てをしてきたために、間違った方向に考えが向かってしまう人もいるでしょう。
だから、始めから親が悪いのではなかったと私は考えています。
子育て環境や孤独といった生活背景が、支配的な親になってしまう要因になっていると思います。
そこに子どもを大切に思うあまり過剰になってしまった考え方があいまって、こういう親を作り出してしまったのでしょう。
自分はそうなっていないか、そういう考えをしていないかと立ち止まって、いま一度自分を見つめるようにしていただきたいと思います。
●子どもへの影響
こういった支配的な親から子どもは大きな影響を受けます。
・いい子症候群になってしまう
・常に親の目を気にしてしまう
・失敗を経験していないので、ちょっとのことでつまずいたら大変なことになってしまう
・考えて行動することができない
・主体性を持てない
・いつもビクビクしていておびえが強い
・条件付でないと愛してもらえないと思ってしまう
・自己肯定感が異常に低い
・居場所がないと感じる(家に帰りたくない)
こんな状態では心が健全に育ちません 。一見普通に見える子どもでも、何かしらの闇を抱えてしまうことになります。
そんな状態にしたくないですよね。
先生に怒られた、友達に悪口を言われたなど、社会ではさまざまな嫌なことがあります。