現実とは違う? 理想的な“第1子出産”の年齢ランキング
日本の初産の平均年齢は30歳を越えています。女性の社会進出による晩婚化や子育て費用の増加などがその原因と言われていますが、世界的に見ても3番目に高い水準となっています。
日本の初産の平均年齢は年々上昇しており、これからもその傾向は続くと言われています。そのことについて、世の女性たちはどのように考えているのでしょうか。
今回は、パピマミ読者の皆さんに“理想的な第1子出産の年齢”を教えていただきました!
●理想的な第一子出産の年齢は?
・1位:25〜29歳……63%(337人)
・2位:20〜24歳……19%(101人)
・3位:30〜34歳……10%(55人)
・4位:赤ちゃんを元気に産めるなら何歳でもいい……6%(33人)
・5位:35〜39歳……1%(5人)
・6位:16〜19歳……1%(3人)
・7位:40歳〜……0%(2人)
※有効回答者数:536人/集計期間:2016年9月12日〜2016年9月13日(パピマミ調べ)
●8割の女性が20代のうちに産みたいと回答
『大学を出て3年ぐらい働いて、ある程度社会経験積んだ25歳がベストかな。若ければ若いほど仕事復帰もしやすいし』(24歳女性/子なし)
『育児は力仕事だから、できるだけ体力のある20代のうちに産んでおいたほうがいい。30越えるとダウン症とか怖いし』(35歳女性/2児のママ)
8割の女性が20代のうちに第1子を産むのが理想的だと答えました。現在の日本の初産年齢は30歳ですから、理想と現実に差がある ことがわかります。
なぜ理想的な20代のうちに子どもを産むことができないのでしょうか。それにはいくつかの要因がありますが、一番大きいのは“経済的な問題”だと言われています。
日本ではバブル崩壊の影響から、1998年よりサラリーマンの年収は右肩下がりの一途を辿っています。1998年の平均年収は467万円ですが、2014年には415万円にまで落ち込んでいます。
2009年から少しずつ回復していますが、それでも1998年の平均年収から52万円も下がっています。
一方で子育てにかかる費用はオール公立なら1,000万円前後、オール私立なら2,500万円となっています。
非正規雇用の比率が4割の日本において、これだけの大きな出費に怯えることなく子どもを気軽に産める人は少ないでしょう。
大抵の人は「もう少し貯蓄ができてから」