本当に安全? マッチングサイトでベビーシッターを利用する際の注意点
こんにちは、メンタルケア心理士の桜井涼です。
待機児童が問題となっている今の時代、保護者の帰宅時間まで子どもの面倒を見てくれるベビーシッターの存在は本当に助かるものです。
最近ではネットでベビーシッターのマッチングサイトが多く存在するため、子育て家庭には非常に便利な世の中になったと感じる人もいるでしょう。
しかし、ベビーシッターサービスにはまだまだ問題が多くあり、中には死亡事故が起こったケースもあります。
そこで今回は、ベビーシッターサービスの実態について調べてみました。
●ベビーシッターに対する国や自治体の対応
2016年4月から個人シッターは都道府県へ届け出をすることが義務づけされています。
省令では、1日に1人でも子どもを預かる場合は、児童福祉法による届け出をしなくてはいけません。
違反した場合は、50万円以下の過料(行政上、違反した者に払わせる金銭のことを言い、刑罰にはあたらないものです)を科すようになっています。
厚生労働省では、ガイドライン適合状況調査サイト が設置され、主要なマッチングサイトを公開しています。ただし、ガイドラインには法的拘束力がないことは知っておくべき情報だと思います。
●マッチングサイトの利用実態
待機児童問題が解消されていない今は、利用する人が多いのが実情です。
マッチングサイトは、お願いしたい日付と時間帯をメールでやり取りし、時間の都合が付くシッターさんが仕事を受ける 形になるという話を実際に利用したことがある30代で会社員、2人のお子さんを持つ方から聞きました。
サイトに登録しているシッターさんの中には、保育士の資格を持つ人や、子育てが終わった人など、有資格者や経験者もいるとのことでした。
基本的に、シッターさんが依頼家庭を訪問して、そこで子どもの世話をする形です。
最初は、どんな人が来るのか不安を感じたそうですが、人柄を見るために30分ほど様子を見る時間を設けた と話していました。
今お願いしている人は、子どもとの相性も良く、何の問題もないので継続的にお願いしているそうです。
今回伺ったお話は良い例になりますが、以下のように気になるシッターさんの行動もあったようです。・家の中が物色されたような痕跡がある
・ずっとテレビを見させていたようだ
・部屋中おもちゃだらけで片付いていなかった
子どものことをしっかり考え、きちんと面倒を見てくれているシッターさんはたくさんいると思います。