職場イジメも横行! 電通“過労死”事件で考える日本の労働環境の実態
という内容には驚きました。
大人の社会、職場でもいじめが社会問題として顕在化しているといえます。
●(3)現状の対策
このような深刻な状況を受けて、多くの職場でメンタルヘルスに関する取り組みや、ワークライフバランスの試みを実施しています。
その数は年々増えています。ただ、その一方で、過労死やパワハラなども増えているため、国をあげての対策がとられはじめています。
相談体制としては、すでに全国の都道府県に相談窓口やホットラインが設置されています。これらは無料で利用できるものがほとんどです。
また、経営者や労働者など対象別の啓発活動、加えて子どものうちから労働環境はどういうものが理想なのかなど、早期からの取り組みが重要であるという方針で動き出しています。
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筆者としては、“過労死”がひとつのテーマとして“白書”になるという事実に驚愕しました。
国や県、企業など大きな規模で取り組みは進められていますが、一気に改善されるものでもありません。
子どもにとって大事なパパ・ママ、親にとって大事な子どもが過労で倒れないよう、日々のコミュニケーションからもSOSをキャッチできればいいなと思います。
【参考リンク】
・平成28年版過労死等防止対策白書 | 厚生労働省(http://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/karoushi/16/)
●ライター/佐藤理香(株)
●モデル/倉本麻貴(和くん)