庶民には関係ナシ!? マンション高層階での増税に対する意識調査
高層マンション、いわゆる「タワマン」と呼ばれる物件の購入によって節税する人が増えています。
固定資産税や相続税を算定するときに基準となる“固定資産税評価額”は、マンション1棟の評価額を床面積で割るという方法がとられるため、 これまでは同じ面積であれば階数に関係なく税金が同額となっていました。
つまり、高層階では取引価格に対する税金が安いことになるのです。
この不公平感をなくそうと、2018年以降に引き渡す新築物件を対象に、20階建て以上の高層マンションについて高層階の固定資産税と相続税の引き上げが検討されています。
タワマン購入によって節税を考えていた人たちにとっては行く末が気になるところではないでしょうか。
そこで、パピマミ読者のみなさまに「タワマン増税についてどう思う?」 というアンケートを実施しましたので、その結果を見てみたいと思います!
●タワマン増税についてどう思う?
・1位:2018年以降ではなく既存のマンションにも適用すべき……40%(73人)
・2位:富裕層にしかできない節税対策がなくなって喜ばしい……23%(43人)
・3位:不公平感がなくなっていいと思う……16%(29人)
・4位:なんとも思わない……13%(23人)
・5位:高層階に住む人が減るから税収の総額が減ると思う……4%(7人)
・6位:年間数万〜数十万円の差だからあまり影響はない……3%(6人)
・7位:タワマンで節税を考えていたので困る……1%(2人)
※有効回答者数:183人/集計期間:2016年11月3日〜2016年11月4日(パピマミ調べ)
●既存のマンションにも適用してほしいという声が最多
『現行の制度を前提に買った人に対して「やっぱり変えます」というのは難しいと思うけど、気持ちとしては既存のマンションにもこの新しい制度を適用してほしい。不公平感をなくすという意味ではね』(40代男性/営業)
『今の制度がおかしいってことで変更しようとしてるんですよね?だったら今すでに建てられてるマンションにも適用するのが正しいと思いますけど』(30代女性/主婦)
実際に変更が検討されているのは2018年以降ということで、すでに購入済みの人には関係のないことと言えそうですが、現行制度に不公平感があるだけに、既存のマンションにも等しく適用してほしいという声は多いようです。