飴玉で口封じ? イヤイヤ期の子どもが外で奇声を発したときの対処法3つ
子どもが急にあげるキーキー声。子育てをしていれば、どんなママでも一度や二度は悩まされるものです。
特にイヤイヤ期と呼ばれる2歳〜3歳くらいの子どもたちは、地べたに寝そべりながらギーギー言ってみたり、小猿のような声を出しながらグルグル走り回ったりと騒がしさもひとしお。
周囲の視線にヒヤヒヤしながらお出かけしているママたちも、きっと多いハズです。
子どもが外出中に奇声を発したら、いったいどのように対処すべきなのでしょうか。
今回は、子どものプロである保育士さんなどの意見と、実際に子育てにあたっているママたちの声を聞いてみました。
●共感し、よりそい、導くことが大事
そもそも、なぜ2歳〜3歳の子どもたちは奇声を発しがちなのでしょうか。その理由を保育士さんに聞いてみました。
『この年代は、子どもたちの自我が急速に発達してくる時期です。自分はこっちに行きたいんだ、こうしたいんだ、という意志を持ち始め、それをなんとか叶えたいと願うようになります。
しかし、その思いをどう伝えたらいいのかまでは分かりません。“表現方法は分からないのだけれど、強い思いだけはある ” 。イヤイヤ期の子どもは、そんなときに奇声を発してしまうことが多いですね』(40代女性/保育士/公立保育園勤務)
なるほど、そう考えるとあの声は子どもたちの“魂の叫び”ともいえるのでしょうか……。
しかし、だからといって放っておくわけにはいきませんよね。園の先生たちは、そんな奇声にどう対処しているのでしょうか。
『子どもが奇声をあげたときは、“やりたいことの伝え方”を教える絶好のチャンスと捉えます。
まずは気持ちに寄り添い、子どもの願いを聞き出す ことです。そして、「そうか、こうしたかったんだね。そういうときは、こんなふうに伝えればいいんだよ」と導いてあげるようにしています』(30代女性/幼稚園教諭/公立こども園勤務)
子どもを否定せず、じっくり話を聞いてあげるのが一番なのですね。
とはいえ、模範解答やマニュアルどおりにはいかないのが子育てというもの。
毎日子どもと奮闘しているママたちからは、「そんなふうにいちいち、子どもによりそっていられないよ」「正しい方法ばかり押し付けられると、こちらも参っちゃう……」という悲鳴が聞こえてきそうです。そんなママたち、実際にはどのように接しているのでしょうか。ちょっとのぞいてみましょう。