非常識な親にならないで! 子どもを公共施設で遊ばせるときのマナー4つ
もしケンカが始まってしまっても、しつけのチャンスだと思って!
●(2)危ないことをさせない
『室内遊具から何度も飛び降りる男の子がいました。小さな子どもが飛び降りようとする男の子に気がつかず、走って遊具の方に行くこともあり、見ているこちらはヒヤヒヤ。それを見ていたその子の母親は遠くの方で「やめなさーい」と声をかける程度。子どもは当然やめません。
最終的にスタッフが注意をしに来ましたが、子どもが危険行為をしたときには、何が危ないのか、厳しく言って聞かせることが大切 だと思います』(2歳の男の子のママ)
少し大きなお子さんになると、体力があり余って激しい動きをしたくなることもあります。
ママは「うちの子がケガを負わなければよい」という考えではなく、他人を巻き込んだ思わぬ事故につながらないよう「みんなで楽しく過ごす場所」として、子どもに言って聞かせましょう。
●(3)保護者同士でのフォローやコミュニケーションを怠らない
『目についた子のおもちゃを取ったり、手当たり次第に叩いたりする子がいたので、嫌だなあ……と思っていたら、息子のところにやってきて、後ろから息子を突き飛ばしました。
その瞬間をその子の母親が見ていたのにもかかわらず、「なにやってるの!」と一喝しただけで、こちらには頭を下げるなどの簡単な謝罪もなし 。
未だにモヤモヤしたままです』(2歳の男の子のママ)
小さな子どもは、何がよくて何がいけないのか判断が難しかったり、自分の感情をコントロールできなかったりすることもしばしば。そんなときは、双方のママや保護者のフォローが必要です。
他の子におもちゃを取られてしまったときには、「○○ちゃんはずっとブロックで遊んでいたから、お姉ちゃんに貸してあげようね。あっちでお買い物ごっこをしようか」など、物を手放す理由を説明したり、別の遊びに誘ってみたりしましょう。
また、他の子どものおもちゃを取り上げてしまっていたら、「お友達がまだ遊んでいるから、順番を待っていようね」や、「貸してってお願いしてみようか」などの声かけをしてあげましょう。
もし、無理やりおもちゃを奪ってしまったり、他の子を叩いてしまったりする場面に出くわした場合は、必ず先に、相手のママや保護者に一言謝るようにしましょう。保護者同士のフォーローやコミュニケーションは、親子共に気持ちよく遊ぶために非常に大切なことです。