論理的思考力が育つ!? 子ども向けプログラミング教室のメリット&注意点
まさにトライ&エラーの連続です。でも、慣れてくると頭のなかで設計図をくみたててから、言語を操ることができるようになってくるんですよ。
この能力は、物事の見通しをたてる という力につながっていると感じます。日常生活でも重要ですよ。例えば目的地があって、定刻にたどり着くにはどうしたらいいか。そんなことがきちんと考えられるようになります』(40代女性/小学3年男児の母)
このように、思考力や論理力、見通し力などをつけることができたという声が最も多く挙げられたメリットでした。
より身近な局面として、こんなコメントをくれたママさんもいました。
『あんまり難しいことは私にも分からないんですけど……単純に、キーボード操作などから教えてもらえるのがよかった かな。
家にパソコンがあっても、タッチタイプのしかたなんて子どもに教える機会ないですからね。
それと、うちの子の通ってるスクールはプログラミングに入る前に、ネットリテラシーの授業があったのがよかったですね。インターネットとのうまい付き合い方や、情報の取捨選択を子どもなりに考えてくれるようになりました。いま、学校裏サイトとかワンクリック詐欺とか怖いですから……』(30代女性/小学6年女児の母)
たしかに、両親ともにタッチタイプができても、わざわざ家庭で時間をとってまでお子さんにそれを教えたりはしませんよね。そういった点から教えてもらえるのも、メリットといえそうです。
●(2)プログラミング教室の注意点
デメリットとというほどではないものの、注意した方がいい点もあるようです。
『スクールで習ってくることが高度すぎて、自宅で子どもに質問されても全く答えられませ ん 。プログラム系のことだけではなく、自然科学についても深く考えるようになってしまったので、正直いって会話が難しくなってきましたね。
最近はもっぱら“元理系男子”のパパが話し相手になってくれてます。話は盛り上がっているようですが、私はなんとなく疎外感(苦笑)』(40代女性/中学1年男児の母)
パパが理系ならまだいいものの、文系パパだとちょっぴり困ってしまうかもしれませんね。お子さんの質問に家族全員でタジタジ……とならないために、パパやママの知力アップも必要になってくるのかもしれません。もうすこし専門的な意見としては、次のようなものもありました。
『どんなプログラミング教材を使っているのかは、入会する前によく調べておいたほうがいいかもしれません。