強制しちゃダメ!? 子どもに「ごめんなさい」の大切さを教える極意3選
こんにちは、海外在住プロママライターのさとうあきこです。
悪いこと・間違ったことをしてしまったら、「ごめんなさい」。これは世の中の常識です。
ただ、わかってはいても上手にその一言を口に出せない子どももいます。
そんなとき、子どもに「ごめんなさいは?」と押し付けるのではなく、「ごめんなさい」の大切さを納得させて自然に謝れる方法を実践しているというパパママに、その極意を教えてもらいました。
●(1)「ごめんなさい」は負けじゃない
「ごめんなさい」にマイナスじゃなくてプラスの認識を持たせるのがコツだと教えてくれたのが、5歳から13歳まで男女2人ずつ合計4人の子どもの子育て真っ最中のIさん。
『子どもが4人もいれば、毎日が戦争。ケンカも日常茶飯事。
兄弟ゲンカだからって決着をつけずに放置しておくと、次のケンカにつながってエンドレスになる。だから、うちでは最初に「ごめんなさい」を言えた子を一番褒める ことにしているの』とのこと。
Iさんの家庭では、ケンカの原因が何であっても最終的には両成敗が原則。
さらに、どんなときでも「きちんと謝れる子は褒められる」という図式をしっかりと作ったことで、子どもの心の中に、謝ることに対する「負け」のイメージがなく、気持ちよく「ごめんなさい」を言ってくれるようになったそうです。
●(2)「ごめんなさい」は気持ちいい
「ごめんなさい」を言うべき場面で言わずに過ぎてしまうと、いつまでも心にしこりが残ります。
子どももそうとは意識していなくても、「また言えなかった」「次も言えないかも」「ごめんなさいって難しい」と言えない方向にどんどん流されてしまいます。
だからこそ、「ごめんなさい」の一言がいかに気分をすっきりとさせてくれるかを強調するのが効果的だと教えてくれたのは、フランス人のご主人との間に3人の子どもがいるTさん。
『主人は子どもに「ごめんなさい」は魔法の呪文だって教えているんです』と笑いながら話してくれたTさん。
『「ごめんなさい」を言えずにいると気分が悪いけど、「ごめんなさい」と言ってしまえば、気分はすっきりする だろって、魔法がかかるんだって』
子ども騙しにも聞こえますが、実はこれって大人にも通じる呪文になりそうです。●(3)「ごめんなさい」を強制せず、待ってあげる
『「Say sorry!(ごめんなさいって言いなさい!)」