身長止まるサインとは? 最終身長の予測方法も解説
サッカーをしている子ども本人も、保護者も気になる「身長」。何センチまで伸びるのか、いつまでに伸びるのか、いつ頃身長の伸びが止まるのか、それまでに出来ることは何か......。など子どもの身長を気にする親は多いもの。
成長期を迎えているお子さんをお持ちの保護者の中には、「うちの子はあとどのくらい身長が伸びるのだろうか? 」と気にしている人もいるのではないでしょうか。この記事では子どもの身長が止まるサインについて解説します。必ずしも全員に当てはまるものではありませんが、ぜひ参考にしてみてください。
思春期後数年で身長は止まる?
一般的に、思春期の体の変化から2〜3年程度で身長の伸びは止まるとされています。
例えば、男子であればひげや脇毛など体毛が濃くなることや声変わりが、女子であれば胸の膨らみや体が丸くなることなどが思春期の合図だと考え、ここから数年後には身長の伸びがストップするのが一般的です。
また、女子の場合は生理が始まると身長が伸びにくくなるともいわれています。
つまり、これらのことが起こってから数年後には身長が止まる可能性があるということです。子どもによっては高校生になる前後のタイミングで身長が止まるケースも珍しくありません。
もちろん思春期の始まりには個人差があるため、一概に「●歳で止まる」と断言はできません。また、思春期以降も身長が伸びている人も存在しているため、全員に当てはまるわけではない、ということは覚えておいてください。
身長止まるサインの噂
ここでは、身長が止まる時に現れるとされるサインについて解説します。すべてが医学的な根拠に基づいたものではなく、あくまでも個人の見解を元にインターネットなどで発信されているサインではありますが、参考程度にしてみてください。
爪半月が残っていない
爪半月(そうはんげつ)とは、指の付け根に見られる半月の形をした白い部分のことです。
この爪半月は、骨の成長に関係があるとされており、爪半月が残っていれば身長が伸びる可能性があるといわれています。
ひげが濃くなる
男子の場合、ひげが濃くなりだすと身長の伸びが止まるといわれています。これは、体の成長が喉ぼとけが出てくる→声変わりをする→ひげが濃くなるという順番であることが多いためです。ひげが濃くなってきたということは、成長が終盤に差し掛かっており、身長が止まるサインと捉えているものと考えられます。
最終身長を予測する
1年間に1cm以上身長が伸びなくなると「最終身長」を迎えたものと判断できます。この最終身長はある程度の予測が可能です。ここでは、最終身長を予測する方法について解説します。身長が止まるサインと合わせて参考にしてみてください。
標準身長曲線から予測する
標準身長曲線とは、年齢別の平均身長を曲線でつないだものです。この標準身長曲線上に子どもの現在の年齢と身長を当てはめるとどのくらいまで身長が伸びるのか大まかな目安を知ることができます。
親の身長から予測する
計算式を使えば、親の身長から子どもの最終身長を予測することもできます。計算式は以下の通りです。
- 男子:(両親の身長の合計+13)÷2+2
- 女子:(両親の身長の合計−13)÷2+2
こちらの方法であれば簡単にチェックできるため、ぜひ試してみてください。
骨年齢から予測する
骨年齢による最終身長の予測は、主に小児内分泌科で用いられる方法です。具体的には、レントゲンから骨の成熟度合いを確認しまだ身長が伸びそうかどうか確認します。もし骨年齢が若ければまだまだ身長が伸びる可能性があり、逆に骨年齢が高ければ伸びる可能性は小さくなるとされています。
この方法は、一般的には小児の発達障害の診断を目的として行われますが、年齢制限のあるスポーツの国際大会での年齢詐称防止に用いられることもあります。
ただし、いくつかの国では医療目的以外で健常人に対する被曝を禁じていることもあり、日本では子どもの最終身長を知りたいからといって最寄りの医療機関ですぐに計測してもらえるものではないので注意してください。
まとめ
今回は、子どもの身長が止まるサインにと最終身長の予測方法について解説しました。一般的には思春期の体の成長から数年で身長の伸びは止まるとされていますが、全員が当てはまるわけではありません。また、身長が止まるサインもあくまでも噂レベルのものです。体の成長は食事や睡眠なども関わってくるため、サインはあくまでも参考程度にとどめておきましょう。