「サッカーノートを見返すことで周りを見る習慣がついた」センアーノ神戸の選手に聞いたサッカーが上手くなるサッカーノートの使い方
2016年度の全日本U-12サッカー選手権大会で日本一に輝くなど、数多くの大会でタイトルを獲得するのが、兵庫県神戸市のセンアーノ神戸です。テクニックの高さ、戦術眼と共に目を惹くのは、自らの考えをハッキリ話せる選手の多さ。選手同士でメンバーを決める話し合いをするのは、試合で見慣れた光景です。
自ら考えられる選手になるために、センアーノでは以前からサッカーノートを活用していましたが、この春からは3年以上の選手でサカイクサッカーノートを活用し始めました。
6月には使用して1か月での変化を伺いましたが、2回目の今回は使い始めて半年経って感じる変化や成長について聞きました。
(取材・文:森田将義写真:浅尾心佑)
サカイクサッカーノートを書き始めてどんな変化、成長を感じるかセンアーノ神戸の5、6年生に伺いました
子どもたちも成長を実感!
サッカーが上達するサッカーノート>>
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■良かったこと、悪かったことを見返しやすいから上手くなれる
1人目は「将来はチャンピオンズリーグで活躍したい」と話す天野陽真くん(あまのはるま・5年生)。
前回の取材にも回答してくれた選手で、使用後半年たって更なる変化はあったか聞きました。
―――サッカーノートはいつから書いていますか?
センアーノに入って、4年生ぐらいから書いています。これまでは良かったところ、悪かったところ、コーチに言われたことを書いていました。サカイクサッカーノートは落ち着くとか首を振るなどプレーの目標を書くスペースがたくさんある。試合前に書いてあることを見返しています。試合後にも見て、次に活かしています。
―――見返して良かったと思う時は?
コーチに言われたことができるようになった時に見返して良かったと思います。コーチは(サカイクサッカーノートに)ビルドアップの動きや悪かった所を書いたら、修正するためのコメントを書いてくれます。
――使い始めてからの変化は?
考える力が身に付きました。試合中は落ちる動きをしたり、幅をとろうと考えながらプレーしています。
■以前のノートとの違い
以前のノートは「良かったところ」「改善点」「目標」などを自由な形式で記載していました。
サカイクサッカーノートは、試合前に「目標」