9割近くの親が減ったと実感!「子どもの外遊び」はどこまで大事?
兄弟や友達と一緒に暗くなるまで外で遊ぶ。
秘密基地を作ったり、ごっこ遊びをしたりなど、アイデア豊富な子どもにとって外遊びは得意分野。
そんな幼少期を過ごてきた親たちは、現代に生きる「子どもの外遊びの機会」を”減った”と感じています。
実に86.3%の親がそう感じているようですが、東京都に限るとこの割合は90.7%。
子どもの外遊びの減少とその理由、気になりますよね。
今回は「子どもの外遊び」についてのお話です。
■ 子どもの外遊び、なぜ減った?
子どもの外遊びが減ったと感じる親が約9割いるという驚きの実態が明るみとなった、
子ども向けスポーツ・アウトドアイベント「アクティブキッズフェスタ」を主催する「一般社団法人YBP PROJECT」のアンケート調査。
まずは保護者たちが“外遊びが減ったと感じる理由”から見ていきましょう。
子どもの「外遊び」が減少したと感じる理由は?
トップは、「テレビゲームなど室内玩具などで遊ぶ機会が増えた」54.2%。
AOI / PIXTA(ピクスタ)
次いで「習い事にいく機会が増えた」50.1% となりました。
Fast&Slow / PIXTA(ピクスタ)
確かに、昔は男の子が楽しむイメージの強かったテレビゲーム。
近年は女の子用のゲームも多く、小さな子どもでも簡単に操作できるものも豊富。
また、習い事も昔よりも選択肢が多いために平日5日すべて習い事で埋まっているというお子さんも珍しくありません。
しかし、気になるのは45.8%の方が「区画整理によって近所の道ばたなど遊ぶ場所が減った」、さらに37.5% が「その他公園のルールが厳しい」と回答していること。
yukiotoko / PIXTA(ピクスタ)
子どもを外遊びさせたくても、遊ばせる場所が減少しているんですね。
もちろん遠方の公園まで連れていくという選択肢もありますが、往復の移動時間、子どもの機嫌、帰宅時間などネックになる要素が多々あります。近所に手軽に遊べる公園があったら……と感じながらも”室内遊び”を選択する親はかなり多い、というのは親としては非常に難しい問題です。
■ 8割以上の親が子どもにスポーツをさせている!
外遊びが減ったという自覚もどこかにあるからでしょうか?
子どもは現在、何かの「スポーツ」に取り組んでいますか?
多くの親が、子どもにスポーツを取り組ませているようで、その割合はなんと86.7%。